読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:清水寅
刊行:2020年10月
価格:880円+税
出版:講談社
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農業の素人が起業して成功するまでの成長ものがたり+農業の世界の非常識
一番になりたい症候群
なぜ1本1万円だったのか
雑草と闘ってはいけない
羊の世界を一歩も出るな
部活のような会社にしたい
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苗を作り始める時期、苗の間隔、肥料の回数、覆土の回数、...
清水寅は素人なので、ありとあらゆることを試して、ベストな施策を見出している。
これ、おかしくね?
農業が生まれて10000年は経過しているのに、ノウハウがないはずがない。
清水寅も師匠からノウハウを受け継いでいるはずなのに、役に立ったと書いてない。
試してみないと気が済まない性格もあるが、ノウハウがベストになっていないと思われる。
流通は農協を通すと儲からない。
同じネギでも高く売っている農地があり、理由をたずねるとこうだった。
「農作物は均一の品質で大量に用意するのが大変なので、同じ品質で用意できるなら、少々高くても欲しい」
根性で販路は開拓できても、ニーズは見つからない。
ネギを高く売ることだけを考えて、成功していくのは感動的でした。
4章は失敗体験で、驚きの素人ぷり!
ここまで成功体験ばかりなので、妬まれないようにという配慮が働いたのかもしれない。
でも、根性一辺倒より全然良い。
寅ちゃん餃子
餃子は王将に勝てないから6次産業はやらない(羊の世界から出ない)と言っていたのに、ネットで売ってますねー
一見さんとリピーターのどちらが多いか分析した方がよいかと。
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やはり農業は若者が従事した方がいいと思った。
これ、おかしくね?に従うだけでは、儲かる生業にはならない。
まだまだ農業の世界の非常識はありそうなので、農業を儲かる生業にできる余地は多分にあると思う。
帯の「ビジネスのヒント満載!」は眉唾。+根性が必要。でも、
根性論を振りかざす輩が経営者になっていく成長ものがたりは痛快でした!
