読書時間:4.5h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:中村佑子
刊行:2020年12月
価格:2200円+税
出版:集英社
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中村佑子が母の告白をするまでの道のり
言葉を失った私と、あなたへの私信
女たちの館の孤独
少女たちの返信
無縁としての女性たち
失われた子どもたち
母の彼岸性
脱コルセット
養子-たくさんの手のなかで
父から見たマザリング
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虚無としての母
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私たちの母へ
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『マザリング=母性』は、著者の意図に反する。
motheringはケアするという意味で「母性」でも問題なさそうだが、「母性」は手垢にまみれた言葉らしい。
中村佑子は、映画監督、テレビディレクターなので、言葉に拘りがあるのだろう。最初の方は哲学を引用したりして読みにくい。
岡本真梨子
相馬千秋
岩淵めぐみ
野村由芽
きくちゆみこ
寺尾沙穂
今橋愛
宮原優 フェミニスト現象学者
イ・ラン
上川舞(仮名) 養子を迎えた
ドミニク・チェン 一人だけ男性にインタビュー
イケムラレイコ
社会的に承認されたと感じた人、言葉を吐き出さずにはいられなかった人も、言葉が出なくなった人もいる。
子どもが生まれたときの感覚はそれぞれ違うというのは分かる![]()
個々のインタビューは人それぞれという印象だが、全体を通して「女には言語化しにくい感覚がある」というのが分かってきた。それは、
痴漢に遭いたくなければ女性専用車両があるし、生理が辛いなら生理休暇があるし、じゃない。そういうことじゃない。
「いつになったら女は楽になるのか」という女同士で通じる会話は、女性には言語化しにくい社会であることに他ならない。
中村佑子は子育てを「ぬるぬるしたもの」と表現する。
授乳室や多目的トイレ云々ではなく、「ぬるぬるしたもの」は社会に許容されてない、と感じている。
言語化しにくい感覚をσ(´・д・`)ワタシ が言語化するのは無理だが、ひとつ気づいてしまった。
東浩紀は子どもが生まれたあと、抽象的な思想や問題について議論することが空疎に感じられるようになったと言う。(「父として考える」)
哲学は男の学問と中村佑子が言うのは、生死が身近にある女性にとって抽象的な思想や問題にハナから空疎と感じているからではないか!?
男は居場所がないので、難解なことを並べて女を下に置こうとしているだけじゃないか!?
そしてそれは哲学に限らないんじゃ...
最終章で「ある女性」と表現していたのは母と告白する。
連載している間に気持ちの変化があったのだろう。
告白は連載を必要としているように思えた。
すばる2018年2月~2020年2月 「私たちはここにいる-現代の母なる場所」
