深海 極限の世界 生命と地球の謎に迫る | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:藤倉克則・木村純一 ほか
刊行:2019年5月
価格:1100円+税
出版:講談社

深海調査で分かること

序章 深海の入口
1深海と生命

1潜水調査船で深海生態系を観る
2化学合成生態系とは
3共生がもたらす進化いろいろ!
4生命の起源と地球外生命
5​​​​​海底下生命圏
2深海と地震
1プレートテクトニクスは深海から
2巨大地震は深海で起こる
3東北地方太平洋沖地震はこうして起きた
4地震・津波発声のメカニズムに地震断層を掘り抜いてせまる
5​​​​​​南海トラフはどうなる
3人類と深海
1海洋酸性化と深層循環
2鉱物・エネルギー資源
3地球の危機と生物多様性とのかかわり
4地震・津波が深海に運んだもの
5海のプラスチック問題


深度200mを深海という(一般的にそう呼ばれる)
光は届かず光合成もできない世界にも生物はいる。
今では深海底層にも無機物や有機物からエネルギーを得る微生物がいることが分かっている。
噴出孔の熱源で化学反応がおこり、生命が生まれるらしいが、よく分かっていない。
深海2500mになると生物は巨大化する傾向があり、これを深海巨大症という。これもよく分かっていない。
深海調査は潜るか沈めるしかなく、探査された範囲は少ないので今後も謎なことは増えていくと思われる。

 

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海底は動いているので、

海底は過去の出来事を記憶している。磁気テープのように・・・・


たとえば地磁気逆転。30万~250万年周期で起きたことが記憶されている。
2πx水深に何かあるとバンドパスフィルターになり、海上からでも見える。ぽか~ん
具体的には水深4000mにある地磁気縞状異常を海上から検出した。

3.11地震も記憶されている。地震で発生した熱が海底に残っていたのである。東北地方太平洋沖地震調査掘削

といっても、海底下820m付近が0.2度高いだけという、一般人にはぽか~ん
 

観測技術も進化していて、南海トラフ地震はリアルタイムに計測できる。
地震・津波観測監視システム(地震の予測はできない)
東北沖の海底より摩擦係数が高いのは気休めになる!?
 

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海底は油田やレアアースなど資源が豊富である。
イットリウムをはじめとするレアアースは南鳥島近海だけで数十年分あるが、海底5000mにうす~く拡がっているので、効率的に採集できない。
採算が見込めるようになれば採集が始まるのだろうが、レアアースを含む泥が1mm積もるのに100万年かかる。

採っていいんですか?

環境に影響がなくても、100年で1mmのブツを、現代の都合で採っていいとは思えない。
ゴミが沈んでいても今のところは環境に影響はない。でも、

深海は分かっていないことが多い。
分かるまで待っても遅くないと思う。