傑作はまだ | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:1.5h
一読:あり
再読:あり(1回)
R指定:なし
著者:瀬尾まいこ
刊行:2019年3月
価格:1400円+税
出版:ソニーミュージックエンタテインメント
本本本本本本本本本本本本本本本本本本

 

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(章題なし)

毎月養育費10万円を払い、産まれてから20年間一度も合うこともなかった息子が訪ねてくる。

一波乱ありそうな始まりからは想像がつかないくらい心暖まる物語でした。

作家の加賀野正吉は積極的に人と関わらないタイプ。出かけるのは担当者との打ち合わせぐらいで近所付き合いもない。
コミュ力高い息子のせいで人と関わる機会が増え、人付き合いも悪くないと思いはじめる。

これだけの物語に、どんでん返しが待っていた!(個人差があります)

物語は主人公の目線で展開する。つまり、加賀野正吉の心の内で描かれる。

可愛いだけでつまらない永原美月、
フリーターでチャラい(永原)智、

これらは、主人公の目線であり一面に過ぎない。

永原美月が毎月義務的に送っている息子の写真は、エールだった。つまらないと思っていた女は、見えないところでフォローしてくれていた。

所詮は小説、話が上手すぎると切り捨ててもいい。でも、

この世に不幸な事はたくさんあるのに、なんでわざわざ暗い小説を書くんだよ。と言う智に、いや、瀬尾まいこに拍手。

イヤミスが流行る意味がわからないーッ!

 
瀬尾まいこ
他の小説も読んでみたいと思った作家さんでした。