読書時間:2h
一読:あり(特に4章)
再読:なし
R指定:なし
著者:鴻上尚史
刊行:2017年11月
価格:880円+税
出版:講談社
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佐々木友次が生還した経緯と、特攻の振り返り
帰ってきた特攻兵
戦争のリアル
2015年のインタビュー
特攻の実像
飛ぶことが好きで、戦果を挙げればいいと考えている。佐々木友次とはこんな人物だ。
上官の命令には逆らえないので出撃はするが、戦果が挙げられそうになければ帰ってくる。
次は死んで来いと命令しても帰ってくる。うち2回は戦果を挙げている。
不条理な命令に面と向かって逆らうのではなく、シレっと帰ってくる。なんか応援したくなってしまう。佐々木が人気者になっていったのも頷ける。
射殺も計画されてたから、戦争が長引けば身内に殺されていた可能性は高いけど。
「暴力について」では、ベトナム戦争を続ける理由がアホだった。
「失敗の本質」では、上官がアホだった。
特攻のアホついては一度にしておこう。
やれやれだぜ
「命令した側」 「命令された側」
「世間」 「社会」
「当事者」 「傍観者」
鴻上さんが、特攻を考察するときに用いたこれらの対比語は、簡単に入れ代わり、問題の所在を曖昧にする![]()
一億総懺悔が国民の支持を得たのは、戦争に賛成していたという後ろめたさがあるからだが、命令した東条英機と命令された国民の責任が同じのはずがない!
戦時中の話だから関係ない?
2016年9月19日、自衛隊内で行われた駆けつけ警護に関するアンケートの選択肢は、1熱望する、2命令とあらば行く、3行かない、の3つ。
3に丸を付けたら上司に呼ばれて延々と問い詰められたので2にした。死んだら、彼(彼女)も本望だったでしょうとでも言うのだろうか。自衛隊だけじゃない、
特攻は現代に受け継がれている。
あなたの周りにもきっとある。
盛り下がるばかりなので笑って終わりにしよう。
技術研究所なのに精神論で体当たりを主張した(p35)
