読書時間:3.0h
一読:あり
再読:あり(流すように)
R指定:なし
著者:塩田武士
刊行:2016年8月
価格:1650円+税
出版:講談社
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グリコ・森永事件を題材にした小説
プロローグ
第1章、第2章、第3章、第4章、第5章、第6章、第7章
エピローグ
著者、塩田武士のひとことを見るまで分からなかった。
30年以上も前に時効になっている事件の真犯人に、大日新聞”文化部”の記者がたどり着く顛末。
空振りしない調査や、不要な行は「ご都合主義で無駄にページを費やしている小説」と感じた。著者のひとことを見るまでは。
実際の事件でも子供の声で現金受け渡しの指示があった。存命なら40代、今どうしているのだろう。
本書では、自分の声が犯行に使われた(そのこと自体は忘れている)曽根俊也は普通に生活しているし、謎解きがメインなので、他の子がどうしているか気にも留めなかった。
真相が解かって一件落着と思ったら、記者の阿久津英士が

まだ終わってない。
と言う。
別れ々になった母、千代子と聡一郎をを引き合わせなければ終われないという責任感は、著者、塩田武士の想いを受け継いでいたように思う。
最後は感動的な母子対面で、めでたしめでたしで終わる。それでも気づかなかった。
グリコ森永事件の一番の犠牲者は子供
ということに。
表紙にも塩田武士の想いが反映されていたと気づくのはその後でした![]()
