読書時間:3h
一読:なし
再読:なし
R指定:トンデモの耐性がない人
著者:イブ・ヘロルド/訳:佐藤やえ
原題:Beyond Human
刊行:2017年6月
価格:2500円+税
出版:株式会社ディスカバー・トゥエンティワン
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最先端の医療テクノロジーを支離滅裂に展開する。
本書のテーマは「終末をどうするか」と「改良的医療」の2つ。
今でも難しい終末医療。(iPSでない)人工臓器が使われるようになるとさらに難しくなると思う。
延命治療は家族が止めると言わなければならないが、人工臓器が内包型になれば、抵抗感は半端ない。
今は一部が体外に出ているので機械ぽいが、それで抵抗感が無いかといえば、そんなことはないだろう。
本書では終末について、哲学的なことを言ったり、無意味な治療と言ったり、医療はビジネスでいいのかと正論を振りかざしたりする。
ウザいだけだが、終末について考えることには意味がある。
あらゆる臓器が置き換えられるようになった近未来では、意思を示さない限り、延命されるだろう。
その先にマインドアップロードがあるとしたら、(人間と呼べるのかというのはさておき) 永遠に生き続けることになってしまう。
ここらへんで死なせてくれ、というのを決めておいた方がいいなと思ったが、よく考えたら最先端の医療、関係ない。
改良的医療は、線引きの難しさと圧力。
失明を治せば治療だが、その人が70歳で視力2.0なら改良ぽい感じがする。無理に線引きしないで、お好きにどうぞでいいと思う。。
著者も好きにさせてくれ派だが、その先が見えていない。
改良したくない人たちが、他人にも改良しないように圧力を掛けるべきではないと言うなら、逆も同じですよね。
改良している人が多数派になったら、お前改良してないの?みたいな。
今は規制があって少数派だが、出生前診断は10年後に多数派になると思う。あなた診断してないの?みたいな。
診断はよいが、改良は多数派になるだろうか?ヤミ改良が横行したらスポーツは成り立たない。
ここでも著者のトンデモが炸裂する。
『そしていずれ、失明を治すのがよいことなら、視力をもっと増強させて赤外線も見えるようにすることは、さらによいに違いないと考えるようになるはずだ。』
考えねーよ。これを読んだとき、サイエンスライターの肩書を疑った。顏も出てないところをみるとブサイクだろう(後述)
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章立て
人とテクノロジーが融合するとき
「生まれたときからの心臓より調子いい」
腎臓、肺、肝臓の疾病の克服を目指して
糖尿病?それならアプリをどうぞ
治療と能力増強の境界線
よりよい脳を構築する
エイジレス社会
ソーシャルロボットの時代
超人類の時代へ
心臓の音がほかの信者の邪魔になるから教会に来ないでくれと言われた、ステイシーの話。
ステイシーは人工心臓(TAH)を装着しており、その音がうるさいということらしい。
人工心臓について調べてみると、5万ドル!?
内包型より、現行型が普及する方が先じゃないか。とすれば、
機械を付けた人も安心して過ごせる社会を作っていく必要があるんじゃあないか。
こういうのが黙って見過ごせない今日この頃。
オーブリーデグレイが提唱した老化の原因7つ
1.細胞外のゴミ
2.細胞の老化←ココ
3.細胞外架橋形成
4.細胞内のゴミ
5.ミトコンドリアの突然変異
6.ガンの原因になる核内での突然変異
7.細胞の損失
調べると訳が間違っているぽい。老化防止も改良的医療も好きにやったらええと思うが、そういうのって隠すんじゃないかな。
整形してますアピールする人 見たことないし。著者がブサイクと思ったのも そんなとこ。
