読書時間:5h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:リチャード・セイラー/訳:遠藤真美
原題:Misbehaving The Making of Behavioral Economics
刊行:2016年7月
価格:2800円+税
出版:早川書房
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行動経済学が学問として認められるまでの歴史
最上段に経済学があり、行動経済学は学問として認められてもいなかった。
それが徐々に認められていくわけだが、それで経済学が貶められるわけではない。
結果、経済学の地位は変わらず、行動経済学が認められただけだった。つまり、
何も動いていないッ
原題と何の関係もない「逆襲」に決めたのは誰りダァ~
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行動学とは如何?問われたら、ミクロ経済学と言い切ってしまおう。
本書で度々登場する実験は、普通の人(ヒューマン)なら、こっちを選ぶだろうという結果になっている。
ほにゃ理論とか、ほげ性とか難しい名前が付いているが、いつもの行動に名前が付いているだけだ。
比べて経済学は、尤もらしいが実態に合ってないという官僚的な理論だ![]()
決まり文句は、「細かいところは違ってもトータルでは相殺されて合う」
著者が、「行動学的アプローチを一番取り入れてほしいのはマクロ経済学」というのも頷ける
だからといって行動学が完璧ではなく(そもそも経済学も完璧ではない)、概ねこっちという『統計学』であることには注意が必要だ。だから、
AかBかという二者択一に適用するには、向いてない。
章立て
1エコンの経済学に疑問を抱く 1980-78
2メンタル・アカウンティングで行動を読み解く 1979-85
3セルフコントロール問題に取り組む 1975-88
4カーネマンの研究室に入り浸る 1984-85
5経済学者と闘う 1986-94
6効率的市場仮説に抗う 1983-2003
7シカゴ大学に赴任する 1995-現在
8意思決定をナッジする 2004-現在
見た通りほとんど歴史モノで、冒頭に「つまんなかったら読むの止めていい」と書いてあるほどには面白くなかった。ただし、
イギリスの政策に関与した話は別だ。結果はともかく、
「ゲーム理論と何が違う!?」
期待するように行動を促すという意味では、同じじゃぁないのか?
調べても腑に落ちる答えは見つからない。
深堀りしても面白くなさそうなのでスルーするけど、政策に関与するのであれば話は別だ。
136ヵ国が公共政策のなんらかの側面に行動科学を取り入れているらしいが、日本はどうなのだろう。
まさか、行動学派とゲーム理論派で争っているのではあるまいな。
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ほにゃ理論とか、ほげ性で流したところの正式なやつ
プロスペクト理論
感応度
逓減性
コースの定理
サンクコスト
サンクコストの錯誤(sunk cost fallacy) ← 翻訳者の洒落と思われる
行動学の本を一度も読んだことがなければ、わりと楽しめる。なので一読あり。
