すべての見えない光 | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:5h
一読:判定不能
再読:なし
R指定:なし
著者:アンソニー・ドーア/訳:藤井光
原題:All the Light We Cannot See
刊行:2016年8月
価格:2700円+税
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盲目の少女と技士の少年の微かなめぐり逢い


最初はラジオだった。まだラジオが禁止されていない時代。

キナ臭い時代になり、盲目のマリーロールが避難したサン・マロの家には、ラジオを発信する装置があった。
これで少年と出会うのだろうという予想に反し、なかなか出会わない。引っ張ってるわけでない。
そういう時代だったのだ。

物語は時を前後しながら進む。これが良い効果を生みだしている。

戦争前のキナ臭い時代、戦中、士官学校時代、戦中、士官学校時代、・・・
少年の士官学校時代は、少年自身は出来がよかったのでセーフだったが、最下位は鞭打ちなど、ヒドい印象が残っている。
ワザと最下位になった少年は、鳥が好きなただの青年だった。他はよく覚えてないけどahaha;*
日常を描いているから非日常が際立っていることに気づいた

盲目の少女の方は、宝石を探しに来たドイツ人が家に入ってきたときぐらいしか覚えてないahaha;*
小説らしいのは 家に入ってきたドイツ人を少年が仕留めることぐらいで、他はドキュメンタリーのよう。
それが良かったのだと思う。本の分厚さに心折れることもなく読み終えることができた。

ふと本田靖春の誘拐を思い出した。

こっちは事実だが、淡々と読ませる感じが似てる。
 

twitterジョジョねたなしの気分でした