殿様の通信簿 | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:2h
一読:ありあり
再読:あり
R指定:なし
著者:磯田道史
刊行:2006年6月
価格:1300円+税
出版:朝日新聞社
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諜報活動により得た殿様の様子を記した土芥寇讎記の内容


土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)とは元禄期(江戸時代)の書物で、全国243名の大名の様子が書かれている。写本が禁じられていたようで、現存するのは一冊しかない。
ネタは隠密が諜報活動により集めたものである。ということは、

本物か?

という疑問が湧く。いつの世も歴史を書き換えたい輩はいるが、磯田が認めているのでok!sippai;*
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本書で取り上げているのは以下7名

徳川圀光
浅野内匠頭と大石内蔵助
池田綱政
前田利家
前田利常1
前田利常2
前田利常3
内藤家長
本田作左衛門

磯田は作り話が巧い。と言っても捏造ではない。
トシちゃんがアレはヤバいって言ってたよーみたいな三面記事(古文書です)を集めて、人物像を作り上げる。

土芥寇讎記は徳川家が永続的に国を治めるために書かれた書物なので、江戸の徳川家は載ってないがたぶん、本書に家康は頻繁に登場する。
その描写は、まるで家康に会ったことがあるかのようsippai;*
家康に関する古文書が多く、それを読み込んできた磯田の成せる技だと思う。


徳川圀光が色街に出没していたと聞けば誰でも、え゛ぇ~ と思うだろう。でも、実は、、
みたいな展開は、バラエティ番組さながらだ。
再現ドラマのように空気感まで伝わり、妙に納得してしまうのが、磯田本の面白さ。
最もページが割かれている前田家は人物像がよく描けており、このままドラマ化できそう。