またオイラの出番がないぞ
読書時間:4h
一読:なし(暇な人はあり)
再読:なし(めんどくさい)
R指定:なし
著者:白井聡
刊行:2013年3月
価格:1700円+税![]()
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既知の事象を永続敗戦論と銘打った持論を展開
日本の現状が悔しいという感覚から執筆したようだ。それは悪くない。が、
始めて手にした玩具を弄りまわすような文体がこっ恥ずかしい。耳慣れない単語を連発するのは森見登美彦のよう。小説なら作風だが論説なら異風だ。
読み始めは調べていたが、必然性がないのが分かってスルーした。
著者にはとにかく”落ち着け、素数を数えろ”と言いたい。理由は二つ。
『低成長を運命づけられている新自由主義体制の中では、ゼロサムゲームを前提としたパイの奪い合い』
これはトランプを勝たせたり、英国をEUから離脱させた連中の「尤もらしいけど事実と反する主張」と同じだ。
ひとつめは、感覚で書いてるとバレた。ふたつめは、
『二つの社会によって構成される。ひとつめは~(p.171) 』という展開でふたつめが出てこない。まるでelseがないif文のよう。ふたつめは、校正していないとバレた。
裏付けしてない&校正してない文章で、この論説を展開するとは。もはや、、
粗い文章ということを除いても、著者自身が
『本書は別段新しい事柄を語ろうとはしてない。戦後日本社会批判の大枠を踏襲するもの』
と言っているので、読み難い文章を頑張って読まなくてもいいだろう。そのなかで本書の収穫はこの一文
『8/15降伏の決断は多くの国民の命を守るためではなく国体護持のため』
原爆2発喰らって折れたと思っていたが、こっちの方が的を得ている(裏付けは無い)と思えるのは、イラクの事例で分かる。
無政府状態を経験していたら、他のアジア諸国同様、気に入らなければクーデターというお国柄になっていたかもしれない。
だからといって行政訴訟でも負けない政府が良いわけではないが、力ずくで引っくり返すという空気感を持っているのは良くない。
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「永続敗戦」とは、負けを意識せずにきたことをいう。
敗戦をこれを拭うにはもう一度戦争して勝つしかないというジョーク(本気ぽい匂いもする)が出てくる。
米国相手に登場し、ロシアと続く。北朝鮮で同じレトリックが登場したとき気づいた。わざとだ。わざと論争が起こるようにしている。
だからスルー![]()
もっと丁寧に書けば読み応えのある本になっていたと思う。
煽り系は一時面白くても残らない。白井聡の新刊と聞いても、読もうと思わないだろう。
#白井聡で調べると思想史家、政治学者とある。経済の話が感覚ぽいのは気のせいじゃなかったかw