オイラの出番は
読書時間:1h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:稲垣えみ子
刊行:2016年6月
価格:1300円+税
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アフロ記者こと元朝日新聞記者のコラムまとめ
「ザ・コラム」初回のテーマはモテキだった
朝日新聞の記者がアフロヘアー!!
ネタか!?と思ったが、写真入りで、一時的でもないようだ。
自虐的ではあるが、アフロにすることで周囲の反応を楽しんでいる。
なにより、周りの人が笑顔になるのが嬉しいらしい。
面白い人がいるなぁ。
最初はその程度だった。
まさか、これほど惹きつけられるとは思わなかった。
身近なネタで、これだけ示唆に富む文章を書ける人はそう居ないだろう。
コラムに自身の事を書くと決めて、行動を振り返ったのだろう。冷蔵庫とは時を止める道具であることに気付いたという。
そこから、いつか食べようと思っていたもの、いつか着ようと思っていた服、、、いつのまにか「いつか」ばかりになっていないかと自問し、「今日を生きる」という結論に至る。
ひとり節電楽しんでます的な文章だったら、面白くも何ともなかっただろう。たぶん、お叱り(というか言い掛かり)もなかった。
家電を処分したり、火鉢で暖をとるという節約ネタが続き、一人だからできるんだとか、老人もそうしろというのか!という言い掛かりがあったらしい。誰もそんなこと言ってない。
節約を楽しんでいるのは確実だが、身の回りのことを深く考えていると感じた。言い掛かりをつけた人は考えたことすら無い事を。
それだけに、4章の「それでもマスコミで働きたいですか」は残念だった。
安定で一流で高給という理由でマスコミを選んで欲しくないというのは同意見だが、マスコミ以外ならいいというわけではない。
なぜ新卒は一流を目指すのか。彼女は気づいてないが、答えは自分で書いている。
『景気も社会も行き詰まるなかで全体が生き残るために個はどこまでも後回しにされ、誰もが置いて行かれないよう、切り捨てられないようびくびくしながら生きている』
志望動機はともかく、まず安定したところに就きたいというのは自然な思いだろう。
私には無理でしたと書いて欲しかった。![]()
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朝日新聞を退社した後どうしてるのか気になっていたが、変わらず楽しそうに生きていてよかった。
残った電気製品は、パソコン、携帯(他2つ)だから、twitterかfacebookに登録してるかと思ったら無かった。ルーターが無いからネットに繋げてない!?
遠くの知人より、近所の人たちと繋がっているから不要なのかもしれない。