絶望の裁判所 | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:4h(もっと早く読める)
一読:ほぼなし(4章、おまけで6章)
再読:なし
R指定:なし
著者:瀬木比呂志


元裁判官の著者が裁判所の内輪もめを暴露した本。見方によっては裁判官の出世マニュアルともいえる。

裁判所に関する知識は、たまに選挙で罷免がある、同じ判例、国と訴訟すると負ける、検察の僕、程度しかない。

残念ながら本書で得た知識といえば”痴漢に間違われたら名刺を渡して逃げる”ぐらいだw

2000年ごろから裁判官の質の低下を散々訴えているが、それが裁判にどう影響するのか?
4章でようやく読みたい内容になったと思ったが、日本の裁判は戦後70年ほぼ変わってないという。

質の低下、関係なくね?
裁判の世界に問題があるのは分かったけど、アウトプットに影響ないよね。

その世界を変えるには法曹一元制しかないという。記者クラブさえ無くせばと言い続けてるどこかの人みたいに、繰り返しいうw

その制度にもさんざん注文をつけているが、未だ無いのかと思ったらあるという?*

形骸化しているだけなら、運用を変えれば上手くいくはずだ。

法曹一元制は、経験のある弁護士が裁判官に就くという制度である。

裁判の世界が本書のとおりなら就きたい弁護士は少ないだろうが、2年と限定したらどうだろう。
出世レースに関係なく判決を出すことができるようになる。

それがよい方向へ向かうのかは、今の自分には判らないが。
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本書の読了感はもの凄く悪い。
三流週刊誌のゴシップのような出世話だけではなく、否定が半端ないからだ。

裁判官は人格まで否定し、冤罪でも有罪になるという事実を描いた映画「それでも僕はやってない」をリアリティーがないと貶し、オバマ大統領が国民の自由制限を継続したと否定する。

著者の意図とは逆になるが、否定が過ぎて逆に興味を持ってしまった
sippai;*

相当つまらないという裁判官の講演を聴いてみたいし(無料なら)、人格まで否定される裁判官と合コンしてみたいw

最後にもう一つだけ相棒

裁判官の選挙は毎回全部×をつけてます。理由は年寄りは隠居して若者に道を譲るべきと思っているから。
今度の選挙も理由は違えど全部×です。(そもそもあるのかな!?)

線線 瀬木ゼミ生へ残念なお知らせ 線線
本書に書かれていることが事実なら、瀬木ゼミ生というだけで出世は望めず不当な扱いを受けると思われます。弁護士を目指しましょう。


2014/12/14追記
小選挙区制で政権が簡単に入れ替わるようになって、裁判所は政権の風見鶏ではなくなったという記事を発見。
一般人の感覚としてはこっちの方がしっくり来ます。

原発訴訟で住民側が勝てない理由4ページ目@日系BP(ログインが必要)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130717/251197/