読書時間:3h
一読:なし
再読:なし
R指定:R18
朝日新聞インタビュー (有料会員登録しか見れない
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アウシュビッツを生き抜き、国際司法裁判所判事になった著者自身の物語。
本書のメインは生き抜いた話ではなく、「その後」だろう。
解放までの話は、読むと怒りで1℃体温が上がる
ドイツ軍の横暴だけではない、一般市民のヘイトスピーチ的な行動、収容者同士の足の引っ張り合い。
リーガルハイ最終回で「醜さを愛せ」と言っていたが、これを体験した人にもそれが言えるかっ
過去を乗り越えて国際司法判事になったのは敬意を表すが、気持ちを乗り越えたことに意味がある。
敗戦後のドイツに住んでいたころ、バルコニーに機関銃があったら通りのドイツ人を撃ち殺したい思いに駆られたという。
今も許してはいないが、憎んでいないのは、しばらくドイツで過ごしたからだと著者は考えている。
ナチが台頭しアメリカに非難した人の方が、憎んでいるのだ。
そう。憎しみは離れるほど強くなる。









そして教育で植えつけられる。
終戦後にドイツの学校に通った著者は、クラスメートには受け入れられたが、先生には受け入れられなかったと感じたという。
醜くて劣っていると教えられた知識でも、目の前で活躍する人物の前では、かき消されるだろう。
しかし、できあがった大人には通じない。
ふと、戦中の日本でお国の為と教えていた教師は、敗戦後、何を言っていたのか知りたくなった。
(google先生に聞いても出てこないのは当然といえば当然か)
思うに、言われるがままで、自分で考えてなかったのだと思う。
「人間とは、逆境に置かれることで逆に深く考えるようになるものなのでしょう」とは著者のインタビューでの言葉だ。
考えないことがナチの台頭を許したとするなら、日本で台頭するのは何だろうか!?
解放後の話は一読の価値ありでも収容所時代は読みたくないので、一読なしで
