放送局番組パックシステム開発秘話(中編) |     ✤ We Love Softbrain ✤ 

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こんにちは、ソフトブレインのシニアAですクローバー
いつもSE道場をお読み頂きありがとうございますお願い

1994年に某放送局の深夜番組テープを作る仕事の話で、N局の担当者と1回目の打ち合わせが終わったところからですひらめき電球

ではどうぞ・・・


数日後、G駅そばのS社でダビングの検討会が行われ私たちも参加した。

ダビングを開始する前に元テープと録画用テープを同期させる処理が論点になったひらめき電球

再生テープも録画テープのどちらもS社製ドライブを使用するため、ドライブ製品開発チームの人たちも集まり、なんだかんだと意見を出し合った。

結局この日は結論がでなかった。
S社の技術者が互いの知識を持ち寄って何とか解決策を見出そうとする姿勢はとても魅力的だったクローバー


さらに1週間ほど経ってからS社の営業Aさんから結論の連絡がきた電話

S社は「編集機」という製品をだしていて、N局はそれを何台か購入しているから、その編集機を使うことを提案するとのことだったビックリマーク

編集機なら録画する際は必ず同期を取ってくれるらしいクローバー

私たちソフト担当は、難易度の高いドライブ制御をするのではなく、編集機を制御すれば良いことになり、負荷が増えることはなくなった音譜


その後まもなく2回目のI駅そばのNテレビ局にて合同会議が行われた。

例によってハードとソフトに分かれて打ち合わせを進めたビックリマーク

編集機の話はハードチームから提言するから、私たちは、パソコンのダビング画面を検討した。
後から後からひっきりなしに要望がでてきて、収集がつかなくなるほどだったあせる

画面も10画面程度の予定が飛躍的に増えていった。


この日はさすがに疲れてS社営業のAさんと一緒にI駅に向かった。

編集機を使ったダビングにN局も賛成してくれたということを聞き、乾杯することになり、通りすがりのこざっぱりとした飲み屋に入った生ビール

冷えた生ビールが来るのを待って

『かんぱ~いビックリマーク

『夏はやっぱりこれだね~』

料理がテーブルに並びだした。
何気なしに頼んだレバー串を口に放り込む。

『なんだ、これは、めっちゃくちゃ、うまいビックリマーク

『Aさん、食べてみてくださいビックリマーク 驚きますよビックリマーク

レバーは生では食べられないが、ほとんど生に近い柔らかさだラブ

口の中に放り込むと『溶ける』という言葉が合うアップ

こんなにうまいレバー串には出会ったことがなかったビックリマーク
しかも、もう一度頼んだら、品切れになっていた。

他の客もうまいと知っていて頼むということだひらめき電球

この日を境に、N局で打ち合わせした後は、レバー串のうまい店に必ず足を運んだし、店に入るなり食べたい本数を最初に頼んでいた筋肉

この店を越えたレバー串を出す店は生涯出会えていない。残念なことに現在はその店はなくなっているショボーン

レバー串を食べながら乾杯したところで、今回はここまでですクローバー

次回のSE道場(後編)をお楽しみに・・・