おはようございます

ソフトブレインのシニアAです

いつもSE道場をお読み頂きありがとうございます

今日は建築CADの話で前回の続きです

ではどうぞ・・・
『Tくん、建築用語の調子はどうだ
』

『あ、シニアAさん、おはようございます。だいぶ建築用語にも慣れてきたし、Nさんが手伝ってくれているので、パワーでねじ伏せてなんとかできそうです
』

『Nさん、急にプロジェクトに参加させて申し訳ない。Tくんも頼りにしているみたいだし、仲良くやってくれ
』

『どれどれ今日は和室のところだな。なになに和室1室の用語か。鴨居、敷居などはわかるぞ。長押・竿緑・廻緑・付鴨居・落し掛けなどわからないな。薄鴨居・無目鴨居・差鴨居・付け鴨居もあるぞ。長押も天井長押・蟻壁長押・内法長押まで
』

『そーなんです。量だけは沢山あります
』

『こりゃまいった。覚えきれん
本当に2人でねじ伏せられるのか
』


『大丈夫、なんとかなりますよ
』

本当に前向きなTくんに逆に支えられてしまった

いくら経験を積んだシステムエンジニアでも限界はある

このとき私は若さというものは時に非常に役に立つものだと認識した

こうして建築CADシステムプロジェクトはゆっくりと進んでいった

この1ヶ月後、私は試験を済ませ、プログラム一式をW様の会社に納品することができた

TくんとNさん、そして営業のAくんと4人で今回のプロジェクトの打ち上げを行った

まじめで緻密な人間は必ずや大成すると信じる機会となったことに感謝した

この4人で飲んだ酒は格別にうまい酒だった

後編、終わり・・・
次回のSE道場をお楽しみに・・・
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