こんにちは、ソフトブレインのシニアAです
いつもSE道場をお読み頂きありがとうございます
本日はものすごく繊細なシステムの話です
ではどうぞ・・・
『今日は何分時間が取れる』
『打ち合わせ自体は1時間半の予定で考えております。』
『開発の方の話は10分で終えてね』
『申し訳ありませんが、それは難しいです。本日は決めていただく話もありますので30分はいただかないと・・・』
『仕方がないなあ。じゃあ30分でいいや。残りの1時間は私がもらうね』
これは、お客様のところに打ち合わせに行っているときの打ち合わせ冒頭の会話である
いつもこんな感じで始まり、開発の方の話が終わると・・・
『終わったかな』
『はい、終わりました。W様のお話に移りましょう。』
『今日はこの間話をした家紋について、どんなものがあるか、持ってきたから』
『え どんな家紋ですか
』
『見たいのか 持ってきてよかった
さあ、これだ
見てくれ
』
お客様のご担当者様は年配の方で、当時50過ぎぐらいだった
多分自慢したいのだろうが、社内には聞いてくれる人がいないらしい
私が担当になってお話を聞くようになってからは気に入られて毎回自慢話が始まっていた
会社にとってI社はお得意様なので無下にもできず、うまくお相手をしていた
こうして、通常の2~3倍の時間を掛けて打ち合わせを行い、システム概要をまとめていった
機能概要は、巨大設備に計測器を設置して振動を拾い、コンピュータで精密に計算して、異常がないかどうかの診断をするシステムだ
対象機器は、F9450(社内にごろごろ存在しているパソコン)
OSはMS-DOS。
開発言語はBASIC言語となった
今回は、ここまでです
次回のSE道場(後編)をお楽しみに・・・
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