皆さん、こんにちは
シニアAです
いつもSE道場をお読みいただきありがとうございます
本日は『相対と絶対の極意』です
ややこしく感じるかもしれませんが、なるべくスマートに書きますね
まずは、相対的と絶対的の違いについて、お話ししましょう
・『相対的とは、ある物事を、他の物事と比較して表すことである』
例えば、３日後の９月１４日（月）に友達と会う約束をする時、相対的に表せば、「今度の月曜日」とか「３日後」のようになる。つまり今日と比較して表現するのが『相対的』に表すことになるのだ
・『絶対的とは、ある物事が他と比べなくても固定した基準で表すことである』
例えば、先ほどの例にある３日後の９月１４日（月）に友達と会う約束をする時、絶対的に表せば、「２０２０/９/１４(月)」とか「令和２年９月１４日」のようになる。
つまり比較するのではなく、ある日付を直接表現するのが絶対的に表すことになるのだ
他にも例をあげ、感覚的に理解してしまおう
例えば、最初北を向いていて、その後左を向き、さらに左を向き、さらに左を向いたら、東を向いていることになる。こうしてみると『方向』というのは直前までの情報を使って表す相対的なものである
しかし、その方向は、コンパスを使って方角を調べれば、どちらを向いているかわかる
つまり『方角』は絶対的なものである。
今度の例は、コンピュータの世界に目を向け、私が若いころ携わったシステムを見てみよう
メインシステムからデータを送り、ターゲット（実際にプログラムを動かして運用するコンピュータ）でグラフを表示するシステムだ。
ターゲットのスピードが極端に遅く、相対座標を受信して計算しグラフ表示するシステムの開発となった。
相対座標計算では誤差が大きく徐々にずれることから、合間合間に絶対的な座標を受信し、誤差をなくす方式となった。
もうお分かりだろう
相対的なものとは、常に何かと比較しながら表す方式であり、絶対的なものとは、比較せず、直接表現してしまう方式である
さあ、ここまでくれば、あなたは相対と絶対をはっきり区別できるほど理解できたと思います
この相対的なもの、絶対隊的なものをどう生かすか
ビジネスの場では、相手にきちんと伝えることが大事であるから、絶対的な表現が多く用いられている
特に日時を扱うメールなどは絶対的な表現を使った方が正確に伝わる
しかし機器購入提案書など機器の機能を比較して評価する場合は、相対的な表現が適している
では今回の極意です
世の中は相対的な物事・事象や、絶対的な物事・事象に溢れています。それぞれの良さを理解し、『相対と絶対』を意識して使い分けましょう
それでは次回のSE道場をお楽しみに・・・
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