SE道場 - 磁気カード書き込み装置システムの開発 |     ✤ We Love Softbrain ✤ 

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みなさん、こんにちはウインク

シニアAですクローバー
 
コンピュータ業界PCに入って半年たったある日、突然私は本社に呼び出された。 そして経験半年しか立っていないのに、『公衆電話機用磁気カード書き込み装置システム』のソフトウェア開発リーダーに任命されてしまったビックリマーク ご存じの人もいるだろうが、俗にいう『テレフォンカード』のことだ。 私は不安もあったが、頑張ろうと意気込んだメラメラ
 
機器の仕様を見てみると、CPUはザイログ社Z80、周辺チップは、8253カウンタ制御、8255入出力ライン、8259割込コントローラなどがオールラインナップという感じで装備されていたビックリマーク 担当したメインCPUはやることが多く、カードケースの蓋の開閉、搬送路のカード位置制御、カード書込CPUへ書込指令、カード読込CPUへ照合指令、良カード不良カード振り分け、カードケース満杯検知及び排出、その他もろもろと作業量が多い。
 
期間は4ヶ月あったが、初めの1ヶ月は別な仕事の手伝いで消えてしまった。 不安がよぎったが、若かったこともあり、要員を増やしてもらい、2人で3ヶ月間で開発することになった。いざ蓋を開けてみると、思う様に作業が進まず、毎日徹夜が連続する有様だった。 ようやくコーディングが完了したときには、納期を迎えていた。
 
とうとう納期遅れをしてしまった。 これには大変申し訳なく思い、60日間家に帰らず仕事をした。 寝ても覚めても、決まりきったコンピュータの前だった。 目覚めている間は仕事をしていたから、いつ寝てもお客様に叱られることはなかった。 このころ一緒にやっていた相棒が体調不良を理由に辞めてしまい途方に暮れた。 『社長、何とかして下さいビックリマーク お願いします!!』 会社から3人のメンバが応援に来てもらい、デバッグ作業を続けた。 4人で作業が始まると、2週間のうちに、バグは数を減らしていった。
 
こうして、生まれて初めての埋め込みプログラムは完成した。 ハードを担当していたメーカの人たちも一緒に喜んでくれて、涙が出るほど嬉しかった照れ
 
この開発で一番苦労したのは、ASSEMBLERのコーディングだったビックリマーク あり得ないことだが、サブルーチンを一切作らず、IF-JUMP命令で分岐を行い、一番最後にループトップへJUMPするプログラムだ。 メイン処理のアセンブルリストが帳票9枚の長さになり、机3台を使って机上デバッグした。
 
苦労したことの2つ目は、いざ割り込みを発生させても割り込みルーチンに飛んでいかないことだった。ビックリマーク 長いこと調べたが、皆目わからず、こればっかりは先輩に助言を求めた。 なんと、助言一言で一発解消!! 割込コントローラの機能がOFFになっていた。 これはマニュアルの読破が足りなかったからだ。 これを直すと割り込みが入るようになり、割り込みルーチンもさくさくデバッグできた音譜
 
余談ではあるが、依頼主は他社にも公衆電話機用磁気カード書き込み装置を依頼していた。 後日、我々の装置と他社の装置とで能力のお披露目会が行われた。 幸せなことに、我々は勝つことができ、非常に多くの満足感を得ることになったクローバー
 
このプロジェクトは如何に要求を読み取るか、如何に設計するかを考えさせるプロジェクトだったクローバー これを基に、納期遅れのない開発に意欲を燃やしていった筋肉
 
 
 
 

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