カモメ |     ✤ We Love Softbrain ✤ 

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こんばんは。
ソフトブレインのBです。
 
今にも降り出しそうな空を見上げながら朝のローカル線の駅でタバコを燻らせていた。
どこから飛んできたのか、黒いカラスに混じってカモメが街路灯に止まっている。

湿っぽい空気が胸を満たす。
海の香りがする。

カモメは悠然と身じろぎもせず止まっている。
王者の風格さえ漂わせていた。

どこに行こうとしているのか。
ここは海からだいぶ離れている。

なぜここまで飛んできたのか。

ここには魚すらいない。

迷いこんでいるのか?

それにしても慌てたそぶりすら見せず、悠然としていられるのはなにか崇高な目的があるのかも知れない。

昔、君の仲間がやったようにスピードにとりつかれているのか。

すべてを悟りきった眼差しは、一点を見つめているようだが、優しさを感じることができる。

そのさらに奥に燃えたぎるような火があるのだろうか。

やがて、カモメは街路灯から滑るように滑空し、今にも降り出しそうな空に消えていった。