王道/さくら荘のペットな彼女 | 俺とニュースとハードとソフト。

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久しぶりに書く内容としてはアレかもしれない。


アニメ化されたと言うニュースを見て、そのキャッチコピーにそそられて購入してみたライトノベル。とりあえず最新刊と思しき8巻まで読破。

何と言うか……、良く言えば王道、悪く言えばありきたり。
少なくとも話の展開についてはテンプレじゃないのかと言いたくなるほど。逆に言うとその分安心して読める。
ただ、流石に先が読めすぎるのは難点か。まったく予想が外れない。いや、面白いんだけどね。

 * * *

ありきたりーとさんざん書いてしまったけど、そうでない部分もある。
まず、キャラクター。登場人物。コレがとにかく凄い。酷いと言うか、ヤバイ。

最初は割りとまともかと思っていた主人公も、「気になった事は見過ごせず首を突っ込む、しかも親身どころか一心同体状態で突撃する」と言うけったいな性格。
コンセプト的には「天才」と「普通」と言う事になってるが、その天才側が突き抜けてやばい。もはや社会不適合者レベル。ヒロインに至っては要介護者。

そして、それが「当然」ではなく、「異常」として描かれているのが変わっているポイントかな。

いや、奇天烈なキャラが当たり前のように存在する話もあるが、これはそうじゃなく、天才=頭ヤバス、と言う認識があって、それと絡む普通の人、みたいな構図。
英才教育が過ぎてそれ以外を何も……それこそ感情表現すら持っていない女の子(ヒロイン)とか、天才でかつ頭ヤバスだからこそ孤立した女の子とか。

そんなキャラが、一般的なラブコメを展開。うまくまとまってはいるけれど、良く決着ついたなぁ、と思わずにいられない。それくらいキャラが破天荒。
なんていうか、凄い。

 * * *

ネタバレを書く気はないが、一応10巻で終わりらしい。
で、8巻で色々とりまく愛憎劇はひとまず結論が出たところで終わっている。読みだすタイミングとしては悪くなかったが、アニメ化を絡めた意図なのかもしれないな。
アニメ見てないけど。

8巻まで読み終えて思うのは、まぁタイトルがタイトルだからこうなるよなぁ、と。
ひょっとしたら文学少女シリーズみたいな展開(一旦他の女の子とごにょごにょ、的な)もあるかなーと思ったがそれも無く、やっぱり予想通りの展開に。

多分、この先はアレだ、残りのキャラのイベントを消化しながら振った方の女の子の後フォロー、最終巻でヒロインと、さらに振った女の子も含めて一つの作品創りあげて閉幕かなー?

 * * *

全然関係無いが、今回この作品、1~7巻(外伝である5.5巻を含む)は電子書籍で、8巻のみ本で購入した。
なんでこんなことになったかっていうと、正直電子書籍化は酷く遅く、過去作品の傾向を見ると1~2ヶ月の遅延はザラらしいから。待ってられるかっ。
こんなことなら中古で買えば良かったかもしれない。と言うか、むしろ読んでる最中に最新刊である8巻が出たのが運の尽きか。

電子書籍化は大歓迎だけど、せめて本側の発売日と合わせて欲しいっす。じゃないと、本屋寄るたびに我慢する羽目になるんだから。

我慢できなかったんだけどね!