「ipodが売れた理由は何だと思っているんだ。全てiTunesが使いやすいからだ」
職場でたまたまこんな会話が聞こえてきて、「そうかぁ?」と思わずつぶやいてしまった俺ガイル。
ガイルはさておき、少なくとも俺はそうは思えないなぁ。
言った人本人に向かって言ったわけじゃないのでアレだけどな。
じゃあipodが売れた理由って何?
といわれたとしたら。
まず。
そこまで言うほど売れてないんじゃない?
とかw
それはさておき、とりあえず相応に売れたことには違いが無いんだからそのポイントを俺なりに上げてみると、だ。
【基本性能】
容量にしろ対応フォーマットにしろ、基本的な部分で抜けは無い。
音質が云々って言うのは一部だろうし、そういう性能面では抜けがない、と言うか抜かりがない。
【インターフェイス】
別にiPhone(ipod touch)に限った話じゃなくて、ipodのシリーズは総じてインターフェイスには凝ってた。
あのぐるぐる回すダイヤルみたいな選択方法、極端に減らしたボタン。操作性は決してよいとは言えなかった(と思う)けど、よく考えてるな、とは思った。
【デザイン】
アプリケーション云々言う以前に、モバイル機……というかポータブルプレイヤーって言うのは「外を持ち歩くこと」が前提だ。
家の中で聞くならコンポでも使えばいい。外を持ち歩きたいからポータブル買うわけだ。
となれば、やっぱりデザインは重要になる。
気にしない奴は気にしない。俺を含めて気にしない奴も結構いるけど、現実は「気にしない奴」より「気にする奴」の方が多かった。結果を鑑みればそういうことだと思う。
これらが統合的に揃っているのがiPodだった、ってことじゃないだろうか。
どれか一つ、あるいは二つくらいだったら揃っているのもある。
強いて言うなら音質重視で別の強みを持っているのもあった。
だけど、それらの総合点数が高かったのがiPodだったんじゃないかな、と。
いや、表現を変えよう。
欲しいと思う人が多い形になったのがiPodだったんじゃないかな、と。
身近に音質にものすごく五月蝿い奴が居たが、所詮電車や通勤で聞く音楽にそこまでの音質を求めるか?
雑音の中で聞く音楽の音質のために、他の点(デザインとかインターフェイスとか)を切り捨てるか?
ま、そういうことなんじゃないの?
適当だけどさ。