久々の「タータ日記」である。ネタは尽きないが(!爆)逆にありすぎて、また忙しすぎて綴れきれない。爆
シッター先のママさん、パパさんはミラノ出身ではなく、クリスマスはバッボ・ナターレ(サンタクロース)よりもサンター・ルチアの伝統を大切にしている。
サンタ・ルチアは12月13日、目や視覚障害者の保護聖人でもあるが、バッボ・ナターレではなく、彼女が子供たちにプレゼントを持ってくると信じられている。また、サンタのようにトナカイではなく、ロバに乗って来ると…。
余談だが、ファシズムの時代、ムッソリーニは「サンタルチア」の名を借りて、子供たちに衣類、木靴、菓子類などのプレゼントをしていたという逸話が残っている。
前置きが長くなったが、ツインズのママさんは、サンタルチアの伝統を大切にしているが、ミラノでは知られていないし、幼稚園で彼らが、サンタルチアに何をお願いするか話をしても、シーン!状態。苦笑 玩具屋さんでさえ、ナターレ(クリスマス)商品が並んでいるが、サンタルチアと言う言葉はどこにも書かれていない。
いずれ子供たちもそれに気づく日が来るかもしれないが、何かにつけて「いい子にしてないとサンタルチアは来ないよ!」が合言葉の今日この頃。苦笑
また、子供達にサンタルチアに手紙を書くようママさんは言い出した。(と言ってもまだ字は書けない) またまた余談だが、ベルガモの教会にはサンタルチア宛用のポストがあるそうで、ママさんの子供時代には手紙も書いたこともあると言う。
幼稚園で流行っているのか?ツインズは「ベイブレード」のなんとかと言う名前で色の指定もあった。次男に関してはなんとかの靴もお願いする、と言っていた。三男もどうも大きなおもちゃセットを口にしていた。
人の家のことだから、どうでもいいが、大きなおもちゃは増やさない方がいいよ。笑 我が家にもベイブレードは沢山あり、今も探せばどこかにあるのではないだろうか?
ところで、こちらはミラノ•ドウモ広場に設置準備中のクリスマス・ツリー。
12月7日は「サンタンブロージョの祝日」でミラノの祝日でもあるが、その前日の6日の18時に点灯される。
このツリーは、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックに捧げられるもので、高さ27メートル以上のモミの木であり、オリンピックをテーマにした装飾が施されるのだそうだ。
街中も大急ぎで、道路の整備なども進んでいる。
サンタルチアかバッボナターレか知らんけど、私は高性能な掃除機かアイロンが欲しいな...。それよりか家事をやってくれる人が欲しいわ!爆
今日の一句
親も子も 指折り数える サンタルチア


