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ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

久々の「タータ日記」である。ネタは尽きないが(!爆)逆にありすぎて、また忙しすぎて綴れきれない。爆

 

シッター先のママさん、パパさんはミラノ出身ではなく、クリスマスはバッボ・ナターレ(サンタクロース)よりもサンター・ルチアの伝統を大切にしている。

 

サンタ・ルチアは12月13日、目や視覚障害者の保護聖人でもあるが、バッボ・ナターレではなく、彼女が子供たちにプレゼントを持ってくると信じられている。また、サンタのようにトナカイではなく、ロバに乗って来ると…。

 

余談だが、ファシズムの時代、ムッソリーニは「サンタルチア」の名を借りて、子供たちに衣類、木靴、菓子類などのプレゼントをしていたという逸話が残っている。
 
前置きが長くなったが、ツインズのママさんは、サンタルチアの伝統を大切にしているが、ミラノでは知られていないし、幼稚園で彼らが、サンタルチアに何をお願いするか話をしても、シーン!状態。苦笑 玩具屋さんでさえ、ナターレ(クリスマス)商品が並んでいるが、サンタルチアと言う言葉はどこにも書かれていない。
 
いずれ子供たちもそれに気づく日が来るかもしれないが、何かにつけて「いい子にしてないとサンタルチアは来ないよ!」が合言葉の今日この頃。苦笑
 
また、子供達にサンタルチアに手紙を書くようママさんは言い出した。(と言ってもまだ字は書けない) またまた余談だが、ベルガモの教会にはサンタルチア宛用のポストがあるそうで、ママさんの子供時代には手紙も書いたこともあると言う。
 
幼稚園で流行っているのか?ツインズは「ベイブレード」のなんとかと言う名前で色の指定もあった。次男に関してはなんとかの靴もお願いする、と言っていた。三男もどうも大きなおもちゃセットを口にしていた。
 
人の家のことだから、どうでもいいが、大きなおもちゃは増やさない方がいいよ。笑 我が家にもベイブレードは沢山あり、今も探せばどこかにあるのではないだろうか?
 
ところで、こちらはミラノ•ドウモ広場に設置準備中のクリスマス・ツリー。
 

 

 

12月7日は「サンタンブロージョの祝日」でミラノの祝日でもあるが、その前日の6日の18時に点灯される。
 

このツリーは、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックに捧げられるもので、高さ27メートル以上のモミの木であり、オリンピックをテーマにした装飾が施されるのだそうだ。

 

街中も大急ぎで、道路の整備なども進んでいる。

 

サンタルチアかバッボナターレか知らんけど、私は高性能な掃除機かアイロンが欲しいな...。それよりか家事をやってくれる人が欲しいわ!爆

 

 

今日の一句

親も子も 指折り数える サンタルチア