ミラノの日常 第2弾 -30ページ目

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今年もクリスマスの季節がやって来た。

 

ミラノ市内は日増しにクリスマスの飾りが増えてきている。

 

12月7日はミラノの祝日である「サンタンブロージオの祝日」であるが、その日のミサは、6日の夕方にも行われる。それは、日曜日のミサが土曜日の夕方にも祝われるのと同様、主にカトリック教会の典礼と、キリスト教の伝統的な時間概念に基づいているからだ。

 

よって、ドウモ広場のクリスマスツリーの点灯式が12月6日18時に行われるのもこのためであろう。


  

そして、ヴィットリオ•エマヌエレ2世のガレリアのクリスマスツリー(今年も昨年同様Dior Parfums提供)と共に、ガレリアの真ん中の円天井につけられる7000個以上のネオンは、ドウモ広場より一足先の前日である5日に点灯する。そして、今年のネオンは、なんと赤! 28日の真夜中に設置された。

 

 

 

来週12月3日よりドウモからガレリアを抜けて、スカラ座前にある市庁舎では、"il Polittico di Monte San Martino dei fratelli Carlo e Vittore Crivelli"カルロとヴィットーレ・クリヴェッリ兄弟のモンテ・サン・マルティーノの祭壇画が無料展示される。

 

なるべく人ごみを避け、並ばない時間帯に出かけたいものだ。毎回寒くて凍えそうになってしまう。

 

そして、恒例の物産市”Artigiano in Fiera”が12月6日から13日まで8日間開催される。物産市の仕事も重なり、また夏にコモ湖近郊で歌の師匠とヴィオラ奏者のバックコーラス?として、コンサートに参加させていただいたが、再び今度はミラノ郊外で歌わせていただくことになり、合間を見ては練習を重ねているという相変わらず慌ただしい日々。

 

クリスマスは本来「喜び」の日。【喜び】と【楽しみ】では似て非なるもの。本質が違う。

 

「楽しみ」は自分中心のものであるのに対し、「喜び」は自分の外に輝き、他者とも分かち合えるものだと思うが、どんな時でも、人との出会い、そして目標に向かう達成感やポジティブ感が好きだ。

 

とはいえ、疲れすぎないように、そして忙しさに流されない様に、それが大事。

 

そして、クリスマス休暇に、特に何をするというわけでもないが、だらだら休むのも好き。笑

 

今日の一句

師も走る 私も走る 年の暮れ 爆