Netflix 『余命一年、男をかう』 | ミラノの日常 第2弾

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Netflix映画 『余命一年、男をかう』11月5日(木)配信決定!予告&キーアート解禁: 72万円の契約から始まる、予想外の大人のシンデレラストーリー - About Netflix

 

夕食後、栗の皮をむきながら、本日11月5日より世界独占配信がスタートした、Netflix映画『余命一年、男をかう』を観た。

 

吉川トリコ女史の同名小説を原作に、柴咲コウさんと赤楚衛二さんがW主演を務めるヒューマンドラマ。

 

節約が趣味の独身女性・片倉 唯、40歳。恋愛、結婚はコスパが悪いのでパスして生きてきた。しかし、無料で受けたがん検診で、余命宣告を受ける。余命、あと一年。


唯の胸に湧いたのは恐怖ではなく、不思議な解放感。「死ぬのなら、もう節約なんて必要ない」。そんな唯の前に現れたワケありピンク頭のホスト・瀬名。「お金、貸してくんないかな?」突然の申し出に、72万円で瀬名を“買う”ことに。唯にとって人生初の“無駄遣い”の冒険が始まる…。

 

予告も観ていたが、特に楽しみにしていたわけでもないが、ふと画面の一番上に出て来た映画だったので、あ~これか…という感覚だったが、意外にも引き込まれる作品であった。

 

国立がん研究センターの最新データによれば、一生涯でがんに罹患する確率は男性が65.5%(約3人に2人)、女性が51.2%(約2人に1人なのだそうだ。

 

イタリアでも、イタリア腫瘍内科学会(AIOM)およびイタリアがん登録協会が、同協会のポータルサイトを通じて公表したデータによると、生涯(84歳まで)にがんの診断を受ける累積リスクは、男性では約2人に1人、女性では約3人に1人と推定されている。

 

いずれにしても、罹患率は高いとはいえ、自分が余命宣告の有無は別としても、がんと知れば、「人生の前提が崩れ去るほどの衝撃」を受け、時間の経過とともに複雑に変化していくものだと思う。


医療や心理学の分野では、精神科医のエリザベス・キューブラー=ロスによる「死の受容の5段階」などが有名だが、誰もがこの通りにきれいに進むわけではなく、いかに現実に向き合っていかなくてはならないか、考えただけでも恐ろしい。

 

話は基、映画では、老後のためにお金を貯め、できるだけ無駄なく生きてきた唯は、瀬名との出会いをきっかけに「いつか」のためではなく「今」を生き始める。

 

彼女が常に冷静に自分の死を受けとめているのは、強いと思った。

 

あまり書いてしまうとネタバレしてしまうが、渦中にいたらきっと自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまうかもしれないが、残された時間を誰かと生きたいと思う気持ち。それは大切だなあ…と改めて思った。

 

がんでなくても、人はいずれ「死」がやってくる。ただデッドラインがわからないだけだ。

 

ただただ怖がるのではなく、いかに前向きに生きるか、生きる優先順位を改めて考えさせられた映画だった。