師範がやって来た 〜 NO KARATE NO LIFE その10 自覚と比較 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

特別稽古及び2段昇段審査と大会が終了した。

 

 

心身共に消耗したが、また更に新たなる課題が沢山課されたものの、実りある1週間であった。

 

先日「自覚と比較」をテーマに書いたが、今回消極的で大会に参加したことがなかった子が数人参加した。

 

勝っても、弟にはメダルがあって、自分にはなくて泣いた兄。普段はなかなか集中出来ない子であるが、隣の型を見ずに最後まで打ち切って一勝出来た子。残念ながら、試合は見られなかったが、「初めて出たけど、出て良かったです!」と言いに来てくれた子...。型も組手もセンスはあるのだが、道場の関係でライバルがおらず揉まれることが必要な子...いろんな子達を見た。

 

今回は白帯で参加出来なかったが、見学に来ていた子達も多数で、次回の大会に夢見ている子も多かったことだろう。

 

指導がなかなかうまくいかずジレンマであったが、門下生、特に子供たちの成長を見られることは喜びである。

 

4支部との支部対抗戦では、支部ごとに集まり、カテゴリーごとに選手を選んだが、さすがイタリア人。皆自分から立候補、と積極的だ。

 

今後は彼らの良いところを引っ張り出してあげないといけないと思った。

 

私自身は、体力と気力との勝負だろうか。ただ、黒帯仲間とペア型のコンビを組んで、時間のない中合わせをするのは、いい勉強になった。自分の録画動画を見て辟易したが、これも自分の欠点と向き合わないといけない、と思い知った。(とりあえず、打ち上げだ!ってそこ?!)

 

師範も長旅と時差ボケでキツい滞在であったと推察するが、道場の成長を喜んでくださった。また、F爺も、空から見ていてくれたかな?

 

また今週から気を入れ替えて、日々精進!

 

今日の一句

成長は 自己との闘い 空手道