蜘蛛の糸 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 
毎朝、バルコニーの掃除をしながら、植木のチェックをするのだが、蜘蛛の糸が巣を作っているのではないようだが、あちこちにつながり、朝日を受けてキラキラ光り輝いている。
 
他の季節に、蜘蛛の糸が綺麗と思うことはあっただろうか?
 
秋は空も綺麗。空気中の水分など秋特有のなのか?
 
秋の朝は冷え込むから、空気中の水分が蜘蛛の糸に付着し朝露となるのだろう。そして太陽の光が糸に当たり、その屈折により美しく光輝く。
 
本来蜘蛛の巣は、鬱陶しく思うが、見入ってしまう今日この頃。
 
余談だが、蜘蛛の巣は夏の季語だが、光に輝く様子は秋の季語としても扱われることがあるのだと言う。納得。
 
 
今日の一句
蜘蛛の糸 枯れた朝顔 光り輝く