「親睦音楽会」と笑える噂の一人歩き | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日は在ミラノの邦人親睦音楽会が行われ、出かけて来た。

 

 

ドウモより徒歩5分ほどミラノ大学近くのサン・アントニオ・アバーテ教会。

 

モーツァルトの生誕250周年であった2006年にパイプオルガンが修復されているが、元々は18世紀に設置され、1773年1月17日モーツァルトが17歳の時、ミラノ3度目の滞在中にこのオルガンを奏でたという、ゆかりの地である。

 

こちらは教会入り口側。

 
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教会入って直ぐ右側には、カミッロ・プロカッチーニの”Adorazione del Bambino”「幼な子礼拝」がある。

 

 

正面祭壇側。
 
 
とにかく天井の「聖十字架」をテーマにしたジョヴァンニ・カルローネとジョヴァンニ・バッティスタ・カルローネによる壁画を始め、全ての装飾(個人的には天使に見入ってしまった!)が美しすぎて美術館にいるような錯覚に陥った。

 

 

 

こちらはプロカッチーニ兄弟の弟の方のジュリオ・チェーザレ・プロカッチーニによる”Annunciazione”「受胎告知」。処女の象徴である慣例的な百合の花を、背中を向けて描かれた小さな天使が持っているのが印象的。

 

 
…と前置きが長くなってしまったが、本来今日は3人の友人と出かける約束で開場時刻に教会前で待ち合わせていたが、開場がコンサート参加者達の予行演習で遅れ、少し外で待っていたところ、懐かしい方々にお会いし、おしゃべりを始めた。ミラノ在住歴及び子育て歴は大先輩なのだが、たま〜に在ミラノ日本人会で行われる再発見ツアーでお顔を見かける方々。(と言うか私自身がそれほど参加していないからなのだが)
 
コンサート会場であるお御堂が開いてからも前後の席に座った。すると見覚えのある子供達が私の前を通り「あっ空手の人だ!」と言われた。「空手の人???」彼らは家族5人、双子の子らは前述の先輩方の隣に座った。
 
Aさん:「えっあなた空手やってるの?まさか黒帯?」
 
Bさん:「そういえば◯子さんにあなたが空手をやっていると聞いたことがあるわ。バッグに鎖玉入れてるんでしょう!」と聞かれた。
 
私:「鎖玉???あーヌンチャクですか?空手の稽古用のバッグにですよ。普段は持ち歩いてはいませんよ。爆」
 
Bさん:「ヌンチャクってあのブルース・リーの?」
 
私: 「まあ、そうですね。でもヌンチャクは沖縄の古武術に由来する武器で、私たちは他にも棒やサイなんかも習うんですよ。」と言った。
 
Bさん: 「サイ?(「釵」と書く)
 
私: 「フォークのような形をした武器です。」
 
Bさん: 「あ~「西遊記」の猪八戒が持っているやつね?」
 
私: 「えっ猪八戒???」
 
 
Bさん: 「そう、豚よ、豚。」

 

私: 「何か持ってましたよね…ただサイだったかなあ?(まあいいわ)。他にも鎌とかもやるんですよ。」というと、

 

Aさん: 「えっ草刈りの?」

 

私: 「うーん、刃はないんで草は刈れないんですけどね。」

 

A・Bさん: 「あなたってすごいわ~」と言われ、大笑い。

 

そこでコンサートが始まってしまった。

 

帰宅して「そういえば、鎖玉ってなんだ?」と思い、調べてみたら、こんなものだった。そんなのバッグに入れてないって…。

 

 

楽しかった会話のお礼も兼ねてAさんにメッセージをいれた。(生憎Bさんの連絡先はわからず)

 

「これが私の武器で、他にも180センチと90センチの棒。また太極拳用の木の刀やサーベル、扇などもあるんですよ。ちなみに、猪八戒が持っている武器は、釘鈀(ていは)というものらしいですよ。」と書いた。ていはは、九本の歯を持つ、熊手のようだ。

 

 

そこで、Aさんの返答にも大笑い。

 

「何をそんなに敵を作ってしまったの?鎖玉を持って身を守らないといけないの?」と…。爆

 

もう笑い話なのだが、これまた内容が勝手に変わって独り歩きしてしまうから大変だ!爆

 

笑いっぱなしで、しかもコンサート中は教会内の装飾に見入ってしまい、音楽はBGM のようにしか聞こえなかった。申し訳ない。

 

Aさんには来月行われるミラノチェントロの再発見ツアーはいかがですか?と声をかけておいた。また楽しい会話が出来るかしらん?笑

 

今日の一句

人づてに 話大きく 大笑い