魔の土曜日 〜 己に打ち克つトレーニング | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

空手の稽古は週に3回行われるが、毎回中心となる指導者は異なるのだが、土曜日の朝の黒帯及び上級者コースの指導でイタリア人のDがいる時は、まず準備運動から非常にキツイ。

 

心技体。すべてにおいてレベルを向上させるのが彼の理想。

 

武道である空手では「心・技・体」の三位一体は、「道」を極めるためには「心(=精神)」だけではなく、三つ揃い、安定することが重要だ。

 

人格や精神も大事だが、技術面や体力面が追いついていなければならないし、その逆に技術面や体力があっても、メンタル面で踏ん張る力がなければ、本来の持っている力を発揮できないし、空手に限らず日常生活においても粘ることが出来ないだろう。

 

話は基、準備体操のトレーニングはきつい。そこで「根性」というのは今時、時代錯誤かもしれないが、武道は、自分に向き合い、心を磨き、技を磨かなければならない。そして壁に当たってこそ、乗り越えなくてはならない。その意志の強さこそが、「根性」であり、「武道の稽古」なのではないだろうか?努力が嫌い、と思ったらその時点でしゅーりょ〜l!

 

己に打ち克つ。自分自身に、自分の心に勝つ。自分勝手なエゴイストは、自分自身に支配されている、つまりその時点で負けていることと同じなのだ。それが「空手道」であり、もう「巨人の星」か「アタックNO.1」の世界で、超ストイックでないといけない。苦笑

 

ここのところ、賛否両論あるが兎跳びは定番。正しいフォームで行えば、瞬発力や下半身、足腰の安定感につながる練習になるというが、私はふくらはぎが体のバロメーター。ふくらはぎが硬くなっているとしゃがんだり正座がキツくなるので、朝晩のマッサージは欠かせないのだが、先週は兎跳びで体育館(バスケットコートの長さ)を往復したが、今回は一周だった。

 

兎跳びがきつい人は、アヒル歩きと言われたが、先月その後の練習でいきなり膝がカックンと抜け、腰もガクガクになってしまった。

 

それだったら兎跳びの方がいいか?と思ったが、小さく飛んで行ったので、前にツンのめることはなかったが、なかなか前に進めない。数日筋肉痛が残ったし、今回新たにまた痛みが出ることだろう。

 

他にも拳を立てた腕立て伏せである、拳立て。一応女性は10回だが、あとは片手でもう一方の手で手首を掴み、拳立て。拳の骨がそのまま崩れ落ちてしまいそう!

 

また腹筋。起き上がる度、左右のパンチ。かなりの速さで50回。その前日は100回やったそうだが、金曜日はふたつの道場が同時に稽古しており、私が行った場所ではやらなかった、50回とは言え、ペース崩さずやり切るのは非常にきつい。

 

他にも蹴りの練習その他多数..毎日歯を磨きながらスクワット、足上げは欠かさないが、足が上がらない人は致命的。アラ還女子舐めんなよ!って感じ。爆

 

私同様、ドM?(ドS?)の友人(アラフィフ女子)はもっと厳しくてもいいよ!と笑った

 

筋肉痛も逆に心地よい。次の稽古には完全復活!やっぱりドMだ!爆

 

今日の一句

ストイック 空手の疲れは 稽古で落とす