ちょっとお上りさん | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

先日、ミラノのヴィットリオ・エマヌエーレのガレリアの天井ツアーに参加した際、早めにガレリアに着いたので、ちょっとフラフラ、観光客を観察してみた。

 

なぜガレリアの中心地で皆グルリと回っているのか?やっているのは観光客だけ。

 

 

 牡牛の股間部分に踵を合わせ3回回るとミラノに戻って来られるという話。ローマのトレヴィの泉に後ろ向きでコインを投げるあれと一緒か…!
 
先日も書いたが、このガレリア「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」は、イタリア王国の初代国王の名にちなんで名づけられたのだが、中央の白十字(上記画像)はイタリア王国・サヴォイア家の紋章。
 
その周りにイタリアの主要4都市の紋章のモザイクが施されている。赤の赤十字がミラノ、牡牛がトリノ、百合がフィレンツェ、そして"SPQR"ローマの紋章である。ちなみに"SPQR"は、ラテン語の"Senātus Populusque Rōmānus"(セナートゥス・ポプルスクェ・ローマーヌス)、「ローマの元老院と人民(市民)」の略。狼の乳を吸っている子供達は、ローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者であるロムルスとレムス。
 
Milano Stemma Di Roma Mosaico Sul Pavimento Della Galleria Di Vittorio  Emanuele Ii Lombardia - Fotografie stock e altre immagini di A forma di  croce
File:IMG 4340- Milano - Galleria Vittorio Emanuele - Le 4 ...  File:3492 - Milano - Galleria Vittorio Emanuele - Stemma di ...
 
その中で、なぜかトリノの紋章である牡牛が注目されたのかはわからないが、12月31日の夜中に右足で、牡牛の股間に踵を当てて目をつぶって3周すると、子宝に恵まれる、再びミラノを訪問できる、新年の吉兆などを占う迷信的儀式としてミラネーゼがやりだしたのだという。
 
修復が何度も繰り返され、今や股間は描かれていないようだが、また大晦日に関係なく、毎日何千人ものツーリストがくるくる回転しているようだ。
 
ツーリストよりも地元の人の方が多い、という記事も読んだが(そうかあ?!)、それはきっとサッカーのユヴェントス戦がある時、アンチユベントスが踏んでいるのか?それともユヴェンティーノが踏んでいるのか?笑
 
順番待ちの人々を眺めながら、わたしゃ迷信は信じない、と思いつつ、ローマもトレヴィの泉でコインは投げていないが、「真実の口」に手をいれるため、列に並んだことが過去にあったことを思い出した。爆 (「真実の口」に手を口に入れると、偽りの心がある者は、手を抜く時にその手首を切り落とされる、手を噛み切られる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がある‼)
 
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