シロッコの季節 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

一日、用事があって、ベルガモに出かけていた。

 

ベルガモでは気づかなったが、ミラノに戻ってきたら、路上の車があまりにも汚くて驚いた。

 

 

 

もしや、シロッコ?

 

シロッコとは、初夏にサハラ砂漠から吹き地中海を越えてイタリアなどに到達する南風または南東風の温かい風のことを言う。

 

語源は、アラビア語のsharq/easterly。そして、アラビア語で「東」を意味するシャルキヤ(شرقية)に由来し、この風はイオニア海に浮かぶザキントス島を基準としてシリアから吹いてくる。 同じ風をクロアチアではジュゴ、リビアではジブリと呼ぶのだそうだ。 ちなみに、スタジオ・ジブリはこちらからインスピレーションをうけたとか。

 

シロッコは空気を乾燥させ、北アフリカの海岸では砂埃を舞い上げ、地中海では嵐を引き起こし、ヨーロッパでは高温多湿の天候をもたらす。 

 

砂塵は、シロッコがもたらすサハラ砂漠の砂塵。シチリアがシロッコの影響をもたらすのは理解できるが、1500キロも離れたミラノにも被害が及ぶのだからすごいことだ。

 

しかし、今晩と明日は悪天候予定らしい。

 

 
雹か?嵐か?と言われているくらいなので、車の汚れが洗われる、とは喜んでいられないかもしれない。
 

allerta meteo milano

 
雨…いやだわ…
 
今日の一句
風に乗り 砂塵と花粉 ダブルパンチ