昨年は暴風雨などで、洪水やら倒木が続いたミラノ。我が家のバルコニーの植物たちも被害を受けた。
そして、背が低かったり、花弁が多かったり、少なかったりする変化形朝顔が目立った。なんだかんだ500輪くらい開花したのだが、意外に種の出来は少なかった。
それにしても、毎年朝顔を育て、朝顔日記を書いて何年になるだろう?
自分にしか咲かせられない花を一番美しく咲かせることが花の使命だとすると、我々人間も与えられた命を大切にし、他人に左右されず精一杯生き抜くことが、使命ではないか?と花は教えてくれる。
自然から学ぶ生きる力とは素晴らしいもの。人間もきっと時代や社会が変わろうとも、「自分らしく」生きぬく逞しい力、というのは必ず備えているように思えてくる。
…というわけで、今年度の朝顔の種を蒔いた。
ちょっと早すぎるか?と思ったが、昨年の日記を読み返すと4月26日には第1号が発芽している。
この夏は何輪、花を咲かせてくれるだろうか?
朝が苦手な私だが、バルコニーの掃除と花のチェックだけは日課であり、楽しみでもある。
朝顔の生きる力に、今年もまた刺激をもらい、自分自身を大切に、丁寧により良く生きたいと思い続けさせてもらおう。
今日の一句
朝顔の 観察絵日記 懐かしむ