夏時間 2024 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

毎年3月の最終日曜日にイタリアは夏時間に変わる。(10月の最終日曜日まで。今年は10月27日まで)

 

今年の3月最終日曜日は復活祭の日。つまり、復活徹夜祭のある土曜日の夜中の2時に1時間針を進めるのだ。よって日本との時差は7時間。

 

ところで、イタリアにおける夏時間の導入は、1916 年 5 月 25 日の立法令第 631 号により行われた。数回の廃止と承認を経て、1965 年の法律 503号で最終的に採用された。

 

当初、夏時間は 5 月から 9 月の4カ月 しか続かなかったが、1980 年に 6 か月となり、1996 年には現在の 7 か月となった。

 

また、2018年にフィンランドで夏時間を廃止を求める署名が7万人集まり、またEU欧州委員会に廃止を求める提案がされ、最終的に2021年に廃止案が可決したのだが、とりあえず現在は現状維持。

 

「たかが一時間、されど一時間」。

 

帰国後の時差ボケ同様、時間の変化は数日間、疲労感や睡眠障害、ストレスを引き起こすことがある。これは、数日で治まるが、年を取るほど取りづらくなってきた。

 

余談だが、昨年、寝るのがどうしても1時くらいになってしまうので、12時前には寝る!と心に決めたわりに、現在は気が付くと2時のことが多い。これはもう早く寝て、明るくなっている朝に起きるのが、一番体にいいのはわかっているが、帰宅が遅い分、どうしてもしわ寄せで寝るのが遅くなってしまうのだ。

 

ただ、朝起きた時に、外が明るく、また仕事が終わった際、空が明るいとなんだか嬉しい。

 

一日24時間。これだけは、貧富や国籍云々関係なしに皆平等。いかに時間を有効に使うかは、生き方そのもの。とはいえ、睡眠はきちんととって毎日に備えたいもの。

 

今日の一句

夏時間 日が長くなり 楽しさ倍増!