鎌の修理 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

9月に買ったばかりの鎌。(稲刈ではなく古武道用!刃は切れない!)

 

数回練習しただけで、傷だらけ。しかもひびまで入ってしまった!

 

 

 

師範に相談したところ、やはり木と鉄という違う素材を合わせているので、どうしても負荷がかかると弱いだろうしはじめから補強されている鎌もあるのだとおっしゃる。(実務用の様だが)

 

 

というわけで、タコ糸で巻いてみた。
 

 

趣味で家具の修復をしている友人が、特別の接着剤があるから修してあげる、というので今朝出かけてきた。

 

 

 

天然のものだそうで前日から予め、水につけていたそう。魚の何かを使っているとか…???

 

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それを湯せんにかけとかしていくのだが、臭いのなんの!

 

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 出来上がるとこんな感じ。

 

それを熱いうちにひびの入った部分に塗りこんでいった。

 

 

途中在宅中だったご主人がキッチンに現れ、挨拶したが、テーブルにあった鎌を見て、「最期の祈りを唱えて失礼するよ。ここは危険だ…」と笑って出かけて行った。爆 何をする日本人女性なのだ!と思ったことだろう。苦笑

 

帰宅し、今度はタコ糸をまいた上に、本の修復やカルトナージュに使う、ノリのついたようなガーゼをまき、上から薄く木工用ボンドを塗った。



来週は日本から空手の師範が来伊され、特別稽古では古武道は棒術だけだと思っていたが、急遽鎌も加わり、慌てて直したわけ。

 
以前、ヌンチャクも手作りし、こだわりだけはあるのだが、腕前の方は…とほほなのであーる。爆