明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である。(マタイ6ː34)
友人が大きな病気かもしれない、といって泣いて電話をしてきた。
夏から調子が悪かったのは知っている。だからといって、まだ精密検査はこれから。何も病名を告知されたわけじゃない。
逆の立場だったら、やはりこれから自分はどうなるか?仕事や家族は?自分が関わっている人々はどうなるのか?思い悩むのは当然かもしれない。また、最悪の事態を恐れ、回復して体力が戻るかどうか?きっと先のことまで考えてしまうかもしれない。
けれど、起こるかどうかもわからない先のことのために、心を消耗してもらいたくない。
かくいう私だって(誰だって)今は未病だって、来年、数か月後、明日のことだって何もわからない。私たちにできるのは、与えられた今日を精いっぱい生きる事だけ。
その力を今日のために注ぎ、明日はきっと良い日になると思って生きようよ。
ふと見渡すと、自分の周りには病気の人が増えてきた。
自分が疲れている時は、他の人も疲れているかもしれない。自分が優しい言葉をかけて欲しい時は、他の人も優しい言葉をかけて欲しいのかもしれない。
そのことを忘れないようにしておきたい。