東京大司教区に司教補佐としてミラノ外国宣教会(イタリアではPIME、ピメと呼ばれる)・日本管区長のアンドレア被選司教様が選出された翌日、PIMEでは、Congressinoと呼ばれる大きな行事が行われた。
これから海外へ宣教に出る司祭、シスターや一般信者に十字架を手渡し、祝福するのだが、さまざまな内容で今や”PIME Day”と名付けられている。
乳幼児を連れた家族は1月にブラジルへ宣教に出かける。毎年こう言った若いカップルが子連れで殉教だってありえるかも知れない地へ旅立つ姿を見ると、ぐっと胸が熱くなる。乳幼児を連れて出かけることは、独り身の聖職者とはまた違った意味での信仰の篤さと勇気を讃えたくなる。
午後から在ミラノカトリック日本人会は、チャリティーとして、日本製品や折り紙での花や聖家族のプレセピオを展示、折り紙教室を開催。
どこかで見たことがある子だな...と思った少年に「Yの叔母さん?」と聞かれ、なんでY(メンバーのお嬢さん)なんだ?と思ったら、コロナ前のCongressinoで寄付してくださった方に差し上げようとしていた折り紙の花をYちゃんと一緒に売り捌いてくれた少年だった。当時はまだ小学校低学年あたりの子が今や中学生。日本のブースで一緒なので親類と思われたか?笑
かれこれ、20数年Congressinoに参加してきて、みる人間模様。神と人、人と人とのつながり。高齢化する聖職者、そしてPIMEの神学校ではこの先数年はイタリア人の司祭は生まれず、皆外国人ばかり。どれも世界的にみる傾向だ。
あの時にあった子供がこんなに大きくなって!あの時叙階された司祭が、どこそこの国で宣教され一時帰国されている!といっては、握手したり抱き合って喜びあうようになってきた。(実際アンドレア被選司教様が日本宣教が発表されたCongressinoにも参列していた)
受けいれられる喜び。だからこそ、人を排除してはいけない。この喜びがあるから続けられるのだ。
神に感謝!