ぐりとぐら | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

去る9月27日、双子の野ネズミの絵本「ぐりとぐら」シリーズの作家・中川李枝子さん、山脇百合子さん姉妹のイラスト担当であった山脇百合子さんが帰天された。

 

この「ぐりとぐら」は1963年に発表。私も子供の頃読んだ。カステラってどんだけ大きいのだろう?子供の頃よく食べたヤマザキパンの蒸しパンのようにふわふわなのかなあ?とよく想像したものだった。

 

 

そして、長女が生まれてからシリーズを数冊購入。何度も読んであげた。

 

食べることと料理することが大好きなネズミと仲間の動物たちが交流する親しみやすいストーリーで、海外13言語にも翻訳されているが、イタリア語はなし。

 

ちなみに、2020年11月24日付けの福島民報新聞によると、「ぐりとぐら」の累計発行部数は、533万部。関連書籍を含むシリーズの国内累計発行部数は2018年3月の時点で2630万部に達しているようだ。きっちもっと増えているはずだ。また、2013年、姉である中川さんと菊池寛賞を受賞。

 
今回長女に、「ぐりとぐら」シリーズの画像を撮り、家にあるよ、いる?というと、欲しいということだった。
 
また、今年の夏、在ミラノの日本人会で行われた古本市で綺麗なミニ絵本2冊セットの「ぐりとぐらのあいうえおと1・2・3」という言葉遊びのような絵本をツインズたちにプレゼントしてあげたら、気に入ってくれ、最近なぜか偶然その本を読んでくれ…と持ってくる。なんでだろう?

ママさんは日本語を少し勉強していたので、日本語の絵本は多く、読み聞かせはしているようだが、何せ発音が外国人である。ツインズたちはわかるのか?ママさんが読み聞かせをはじめると、本をとりあげ私に持ってくるのだ。爆
 
「ぐりとぐらは双子なんだよ」、というと長男は胸をトントンたたく。自分も双子だ!ということなのだろう。笑 我が家の本はあげられないが、また今度探してあげよう。

山脇さんの永遠の安息をお祈りします。