大司教がやって来た! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

ミラノ大司教区のマリオ・デルピー二大司教が我がパロッキアにやってきた!
 
どうも、この時期教区教会を訪問しているようで、近所の教会も12日に来るの、19日に来るの、と聞き、どうも木曜日に回っていることが分かった。
 
考えてみれば2017年の大司教着座の時、派遣の儀式のあった教会から着座のミサが行われたミラノのドウモまで追っかけのように(!)ついて回ったことを思い出す。笑 また2019年の夏のオラトリオに大司教がいらっしゃったが、その時は、司牧訪問ではなく、あくまでも夏のオラトリオ訪問で、来ている子供達とリーダー達、そしてボランティアとの面会だった。
 
今日は19時からカテキズモ(公共要理)を受けている子供と保護者、およびカテキスタとの面会、軽食会、そしてミサが行われ、その後21時よりパロッキアの評議委員会との面会があった。私は聖歌隊の練習は前夜行われたが、最後の合わせに30分前にお御堂に入ると、すぐに大司教がお一人でお御堂に入ってこられ、小聖堂に行かれ、お祈りされている姿を拝見した。
 
まだ時間は早かったのだが、いきなりマイクを持って話をされ始めたので、聖歌隊の練習はできず。
 
「保護者の皆さん、あなた方は家庭でまずキリスト者の信仰の教育者とならなければなりません、祈ることを教え、ミサでのお説教を理解するよう助ける…などといわれると、私は少しか祈っていない、聖職者のように祈ることはできない、などと恥を感じるかもしれません。しかし、恥ずかしがることはありません。人はよりよくなることができます。あなた方は大丈夫です…」と言われた。

 

カテキズモの子供たちに配られた祈りのカードというのは、以前の訪問ですでにいただいているものだが、水色は天と山を表し、中心のカラフルな模様は喜びだという。
 

 

 

また、大司教のモットーは"La terra è piena della gloria di Dio" その栄光は全地に満つ。(イザヤ6:3) それは、人を愛することができるようになる愛なのだと言う。

 

そして、大切なのは、①神は誰であるか? ②生きる意味とは? ③自分とはだれか?それを問うこと。それは、上記カードの裏に書かれている祈りを祈り続けるように、と子供たちに繰り返していた。

 

先生、人生における真実を教えてください。

 まずはじめに、人生における真実とは、神による祝福です。そしてあなたが出会うすべての人に、神の恵みとして生きることです。

 

先生、祈りを教えてください。

 天におられる私たちの父よ!父よ、御名が聖とされますように!父よ、御国が来ますように!父よ、み旨が行われますように。

 

先生、何をすべきか教えてください。

 今日、愛する機会を見逃しませんように。誰かが笑顔なしであなたから離れて行かないようにしてください。決して自分を過小評価しないで下さい: あなたは神のイメージで創られています! 幸せになるためにあなたの召命を決して忘れないように。

 

…ここまでが、ミサの前のお話。

 

 

 
ミサのお説教では「召命」について触れられた。召命は神の恵みによって呼び求められることだが、それは司祭やシスターたちのみに行われることではない。一人一人がそのためにも、心に語りかける神の声に耳を傾け、その声に従う勇気を祈り求めようという話であった。(サウル、サウル…)
 
大司教の話す一言一言は誰にでもわかりやすい言葉を選ばれ、また最後に要点を再び繰り返されるから、明瞭だ。我がパロッキアの主任司祭は縦横大きいが、中央に立つ小柄の大司教の存在にやはりカリスマ性を感じるものがあった。
 

ところで、このミサのために聖歌隊は復活祭前から練習を重ねてきた。ほとんどの人たちが譜面を読めないので、耳コピーなのだが、アルトの人たちが、ほかのパートが加わるとどうしても歌えなくなる傾向があり、かなりギリギリまでてこづったが練習の甲斐があったようだ。

 

 

 

閉祭の前に、聖歌隊には特別に大司教の著書である冊子"Cantate, Cantate al Signore!"(「歌え、主に歌え!」)をプレゼントして下さると約束された。大司教曰く、いわゆる日本語でいう聖歌隊とは"Animatori musicali"と呼び、魂や生命を意味するラテン語のアニマから「アニマトーレ」「生命を吹き込む」音楽隊ということらしい。

 

Cantate, cantate al Signore! Lettera agli animatori musicali delle  celebrazioni : Delpini Arcivescovo di Milano, Mario: Libri - Amazon
 
Qui Bene cantat, bis orat

古くからの諺に「よく歌う人は、倍祈る」というものがある。聖アウグスティヌスも「歌うのは愛している証拠」と言っている。歌は祈り。 考えてみれば、以前2回パパ様(前教皇ベネディクト16世と現教皇フランシスコ)の訪問でボランティアをしたが、その際もパパ様の著書をいただいたことを思い出した。

 

ほかにも、祖父母になった方々は前に来てください、といわれ、大司教よりじきじき冊子をいただいていた。教会内でも高齢者の方々ができることで奉仕することのを解いておられた。

 

5月は聖母月。やはりレジーナチェリで終わるミサが好き。

 

Regina caeli, laetare, alleluia.    
Quia quem meruisti portare, alleluia,

Resurrexit, sicut dixit, alleluia.
Ora pro nobis Deum, alleluia.

 

今日の大司教訪問に感謝。