平和への祈り 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今日25日、ミラノ市庁舎とロンバルディア州の建物がウクライナ🇺🇦カラーにライトアップされた。これはウクライナに対する連帯表明だ。

 

前日も夕方市庁舎前に千人近い人が集まり、戦争反対を訴えた。

 

 

ところで、ミラノには2万人のウクライナ人が住んでいると言う。以前通っていた語学学校のクラスメートにもいたし、たぶん同じアパートにも女性数人で住んでいる家があるがウクライナ人ではないだろうか? それだけミラノにはウクライナ人が多いということだ。

 

しかし、攻撃しているロシアも経済的打撃や各国との関係悪化というマイナスを背負うことになった。国際社会から孤立を深める状況に国民の理解が得られるか、よく考えるべきだ。

 

こちらは、イタリアのジャーナリスト兼児童文学作家の故ジャン二・ロダーリ氏の詩。

 

 

 

覚書

 

毎日、昼間やらないといけないことがある。

身体を洗う、勉強する、遊ぶ、

おひるになったら、

テーブルのしたくをする。

 

夜やらないといけないことがある。

目を閉じる、眠る、

夢に見るべき夢を持ち、

耳は聞こえないようにする。

 

ぜったいにやってはいけないことがある。

昼間だろうが  夜だろうが、 海のうえだろうが  陸のうえだろうが。 それはたとえば、戦争。byジャンニ・ロダーリ

 

 

どんな普通の生活であってもいい。けれど決して戦争はいけない。どんな理由であっても、戦争は殺人行為だ。命を奪う行為である。武力で相手を押し倒しても、それは痛みを伴う敗北でしかあり得ない。まずは、命を大切に。命の価値を考え直そう。