立春は春が始まる日で、旧暦では1年の始まりでもあった。現在では立春は例年2月4日頃とされ、立春の前日が節分となる。
ところで、ここ数日非常に暖かい日が続いており、アパートの敷地内の中庭には1月からマルゲリータが咲き始めた。そして先週末、アパートの入り口に自転車を止めていたら、まだ3センチくらいのトカゲの赤ちゃんを見かけた。壁に登ろうとしてもすぐに落ちてしまい、生まれたてなのか?と思い、バッグから携帯電話を取り出し、写真を撮ろうとしたが、私の動作の方が遅すぎて、逃げられてしまった。爆 いずれにしても暖かい、ということなのだろう?毎年画像を撮っている、裸のモクレンもシルヴァー色のビロードのような蕾をすでに沢山身につけており、びっくり。
それにしても、今日ミラノはほぼ4月上旬の気温で、最高気温21度を記録した。例年の2月の最高気温より11度も高い!。私は日中は外に出てはいないが、窓から見る空は雲ひとつない晴天であった。これもフェーン現象の影響で、季節外れの異常気象なのだろう。
我が家のヴィオラも冬を越し、健在。開花時期は11月から3月頃、というが、昨年は春から秋までずっと咲いていて、一度こぼれた種から再び芽が出てきて現在に至っているが、半年どころか追肥もせずほぼ一年楽しんでいるからすごい!ちなみに、厳寒期のビオラは、花数は少ないけれど一つの花が咲いている期間が長くなるようだ。つまり外の気温が冷蔵庫のような気温なので、花を冷蔵保存しているようなものなのだそうだ。
2年前に父が亡くなり、イタリアがロックダウンになる前日に滑り込みで帰国し、葬儀までの1週間の間、葬儀屋さんに何度か訪ねて行ったが、葬儀屋の最寄の駅から歩いて行く間の住宅の日当たりの良い軒先にヴィオラが満開で、心が癒されたことを思い出す。
また、寒さがぶり返すことだろう。それでも春が近い。何気に嬉しい。
4日の立春には「立春大吉豆腐」でも食べるかな?笑




