寒 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

最近、日が長くなったような気がする。

 

とはいえ、こちらは朝の9時ちょっと前。正面に太陽が昇ってきているのが見える。

 

 

 

そして、こちらが同じ場所の18時過ぎの画像。すでに暗く、うっすら霧が出ている。画像だけでも、キーンとした寒さを感じる。

 

 

 

ところで、一年を24に分けた二十四節気では、今年は「寒の入り」といわれ、更に寒さが厳しくなるといわれる「小寒」は1月5日だった。

 

そして、小寒の15日後が「大寒」。小寒よりも大寒の方が当然寒いのは間違いないが、季節的に三寒四温が訪れる。

 

「小寒の氷、大寒に解く」という言葉がある。これは最も寒さ厳しい大寒が、小寒よりも温かいことを意味し、「物事が必ずしも順序通りにはいかない」という意味で使われる。

 

大寒の後、2月4日が「立春」。春はもうそこ、といった感じではあるが、まだまだ寒く、この時期をまさに「寒」(かん)と呼び、一年で最も寒い時期となる。

 

そして、冬場は心筋梗塞による心肺停止も急増するから要注意だ。12年前父が2月に急性心筋梗塞で倒れてから、毎年なんとか無事に冬を超えて欲しいと願い、春になるとホッとしたものだった。

 

しかし、寒さがなくては、自然の摂理で美味しくならないものもある。魚の脂に然り、ほうれん草や白菜なども寒いほど甘さが増すという。そして、地中深くでは静かに水が動き出し、凍てつく土は下の方からゆっくりと溶け始めていく。

 

また、この時期の水のことを「寒の水」と言い、お酒や味噌の仕込みに最も適した時期とされている。一度味噌を仕込んだが、一度でやめてしまった。苦笑 他にも、醤油や寒天、凍り豆腐などもこの時期の寒気を利用して仕込むと味が良くなるそうだ。さすがに、寒の水は気温も湿度も低いため、雑菌が少なく、一年で一番質がよく、保存に向いているからだ。

 

三寒四温を繰り返しながら、春はゆっくりやってくる。