本日(12月27日)のロンバルディア州のコロナウイルスの状況。
5,065人の新規症例。そのうち、ミラノ市は870人。次男の学校も冬休みに入り、5日になるのが、検査結果が陽性であったと名乗りでてくるクラスメートの保護者が数人出てきた。友人の中でも数人陽性、また陽性疑惑の話を急に周りで耳にするようになってきた。
何れにしても、年末年始の休暇前に想像はしていたが、再び新たな規制が出来た。とりわけオミクロン変異株は、特に子供の中で感染症が増えているようだ。余談だが、全国的に綿棒がほとんどなく、PCR検査のために人々は何時間も検査場の外に並び長蛇の列になっていると言う。薬局然り。
12月20日から15日間、リグーリア州、マルケ州、ベネト州、トレント自治県にイエローゾーンの措置が適用されている。ボルツァーノ自治県に関しては。イエローゾーンの措置の適用(既に12月6日から15日間実施)が15日間延長された。
また、12月25日より、新たな緊急政令(第221号) が発布された。(緊急事態は2022年3月31日まで延長) 内容は下記の通り。
- 2022年2月1日以降、Covid-19グリーン証明書は、ワクチン接種サイクル完了の日から6ヶ月間有効。
- 2022年1月31日まで、ホワイトゾーンにおいても屋外におけるマスク着用の義務。また、緊急事態終了まで、劇場、コンサートホール、映画館、エンターテイメントホール、ライブクラブ、その他屋内・屋外の施設で行われる同様の公開イベント、屋内・屋外で行われるスポーツイベント・競技では、FFP2マスクの着用が義務。前記屋内の施設での飲食も禁止。緊急事態終了まで、交通機関の利用にもFFP2マスクの着用義務。
- 緊急事態終了まで、飲食店の屋内カウンターでの飲食は、スーパーグリーンパス所持者に限られる。(この規定により飲食店の屋内のカウンター及びテーブル席での飲食にはスーパーグリーンパスの提示が必要)
- 2022年1月31日まで、人の集まる屋外のオープンスペースでのイベント、コンサート等は禁止。また、2022年1月31日まで、ダンスホール、ディスコ及び同様の施設で行われる活動は停止。
- 2021年12月30日から緊急事態終了まで、介護施設やホスピス等への訪問者は、ブースター接種を受けた者及びスーパーグリーンパスと49時間以内の陰性証明(迅速抗原検査または分子検査(PCR検査))の両方を所持する者に限られる。
- 2022年1月10日から緊急事態終了まで、美術館、文化施設、展覧会、プール、ジム、温泉施設、テーマパーク、遊園地、文化センター、社会センター、リクリエーションセンター、ゲームセンター、ギャンブル場、ビンゴホール、カジノ等の活動へのアクセスはスーパーグリーンパス所持者にのみ許可。
- 薬局での迅速抗原検査の実施を2022年3月31日まで延長。
- イタリアに入国する者(飛行機、船舶及び陸路での入国)を対象としてランダムに抗原検査または分子検査(PCR検査)が行われる。結果が陽性の場合自らの負担で必要な場合には指定された滞在施設で10日間の自己隔離。
ちなみに、グリーンパスは、ワクチン証明、治癒証明、そして検査による陰性証明をいうが、スーパーグリーンパスは、ワクチン証明及び治癒証明のみとなる。とにかく、ワクチン接種が必須という見方なのだろう。
また、FTTP2マスクの着用が12月25日より2022年3月31日まで義務となった。(布地やウレタン製は不可という事だ。)
余談だが、イタリアではマスクの定義には3つのマクロカテゴリーがある。
個人用保護具(PPE - personal protective equipmentの略)
- PPEには、FFP(Filtering Face Pieceの略。粉塵(Staub)やエアゾル(Aerosol)を濾過するための欧州の基準)も含まれる。
- 医療機器(DM)
- 「コミュニティ」マスク(布製)
また、保護マスクにも以下のような2つのカテゴリーがある。
- 手術室(または歯科医)のオペレーター(医師、看護師)による汚染から患者を保護するために設計された外科用マスクとFFP1
- 外部汚染からオペレーターを保護するように設計されているのがFFP2およびFFP3(N95、N99、およびN100は、NIOSHの制定した呼吸器防護具の規格基準を満たしたマスク。”not resistant to oil”耐油性なしを表す。95は塩化ナトリウム(空力学的質量径0.3µm)の捕集効率試験で95%以上捕集することを意味しているという。
| (出典) イタリア首相府HPをもとに在伊日本大使館が作成したもの |
それにしても、現在集中治療室に入院している患者の75-80%はワクチン未接種者、または、接種が1回のみであったり、2回目の投与後5-6ヶ月経過した人たちだというが、常に定期的にワクチンを接種していないといけないということなのか?ワクチンを受けた大多数の人は軽度のインフルエンザや風邪に似た症状だというが、感染力はかなり高いという。紛らわしい分、その症状がでたら、ドキッとすることだろう。
過去に、俗に「スペイン風邪」と呼ばれるインフルエンザは猛威を振るったが、徐々に消えていき、最後は弱いインフルエンザになったという。その後もスペイン風邪ほどでなくても多くの死者を出しているインフルエンザは常にあるのだが、何をもって収束した、と言える日が来るのだろうか。
人々は歴史の中で何を学び、感染症に強い社会になるためにはどう立ち向かおうとしているのだろう。いい加減、この緊張感から解放されたい。