プリンターのインクに「マゼンタ」という色がある。
明るい赤紫色とでも言おうか。個人的に好きな色で必ず洋服やら持ち物のどこかに差し色として入っている確率大!
実はこの色の由来は、1859年元々フクシンと呼ばれていたフランス人化学者”François-Emmanuel Verguin”によって作られ特許取得されたアニリン染料からその名をとった。
同年6月4日、イタリア統一戦争において、イタリアとフランスの連合軍がオーストリア=ハンガリー帝国軍との戦い(”La Battaglia di Magenta”)に勝利し、その勝利したイタリア北部の町、Magentaから勝利を祝うために改名されたのだという。ちなみにイタリア語読みでは「マジェンタ」だが...
いやいや、自分の好きな色が、イタリア起源であったとは初めて知った。しかも、色の三原色だ。
色の三原色はCMYK(シアンcyan・マゼンタmagenta・イエローyellow)で作られる色で、混ざると暗くなり黒に近づいていく混色方法。減法混色と呼ばれている。プリンターのカートリッジの色。
一方こちらは、光の三原色はRGB(赤Red・緑Green・青Blue)で作られる色で、混ざると明るくなり白に近づいていく混色方法。加法混色と呼ばれている。テレビ画面やパソコンのモニター、電飾看板やライトなどそのもの自身が発光しているものは光の三原色で色が作られている。
知っているようで知らなかった。
マジェンタ。好きだわ〜、ポジティブにインパクト。