受け止める | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、一日一緒に過ごした友人に「溜息が多いですね」と言われた。

 

思い当たる節はあった。

 

最近どうも受け入れがたい人間というか、状況がある。全く接点のない事であれば、距離を置き、黙っていれば良いのだが、そうもいかない。

 

自分と異なる意見の人から学ぶことはたくさんある、と思いつつも、価値観は、その人の歩んできた人生が出るもの。自分が大事にしていることを大事にしていない相手に出会うと、心がフリーズしてしまう。

 

人生、修行だ、と思っていても、他者に寛大であることの難しさを感じる今日この頃。

 

下手に相手を受け入れようとすると、逆に息苦しくなるものだ。だったら、「そういう人なんだ」と受け止めることが大切なのだろう。自分の感情から離れた視点で、ちょっと客観的に「眺める」。

 

時に自分の感情を挟まないことも大切なのかもしれない。(私はいちいち反応しすぎるのだろう)

 

「受け入れる」のではなく、「受け止める」。

 

ちょっとクールに行ってみようっと。笑