自転車通勤 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

自転車通勤を始めたと昨日書いたばかりだが、夕方の18時台はまだまだ陽も強く、水分を取っていないと体にキツイ。

 

今朝は時間に余裕があったもののどうも体が怠くて疲れを感じたので、通常通り地下鉄で出かけた。

 

数日ぶりの地下鉄ではあったが、朝の時間帯、学生はいないが、通勤に出かける人ばかり。中にはリュックを背中に背負った子連れのフィリピン人を数人見かけた。きっと市のサマーキャンプなり知人に子供を預け、仕事に行くのかもしれぬ。

 

私は自転車で通勤し始め、メリットもあるが逆に通勤中車中での読書や、編み物をする時間がなくなった。とはいえ、2回乗り換えがあるので、乗っているよりも、乗り換えで歩く時間も結構あるのだ。周りを見回すと、ほとんどの人が携帯電話を弄っているか、携帯電話で話しているか、一緒にいる人と話している人がほとんどで、読書しているような人はあまり見かけない。

 

地下鉄の乗車率は80%を保つといっているが、席に関しては、すべて座れるようになった。A線に関しては、4人席は、一つずつカーブを持った作りになっているので、シートは硬いが、はみ出れば感覚的にわかる。今日の帰り、4人席の両脇に人は座っていたが、ある女性は真ん中ふた席のど真ん中に座っていた。つまり、微妙にカーブ(盆地型)になった席の真ん中は逆に固く盛り上がっていて座るには違和感があるはずなのに、その人は敢えて座っているのか?意地悪なのか?お尻は何も感じないのか?どういう神経をしているのだろうか?と何度も見てしまった。

 

電動キックボードを持ち込んでいる人も結構いる。駅から歩く距離があるからだろうか?それでもキックボードを折りたたんでいる人もいれば、そのままの人もいる。朝から混んでいるのに、べたべた抱き合っている若いカップルもいる。暑いのに、見ていて余計暑苦しいわ。

 

駅構内の階段の上り下りも本来は、車と同様右寄りなのだが、真ん中に線が引いてあっても御構い無しの人が多い。敢えてど真ん中を歩く人もいる。なんなのかな...イタリア人は、と思う。

 

今日は、仕事が終わると、へろへろで空腹のせいもあったが、バッグに入っていたチョコレートをちょびちょび食べてエネルギーを補給させた。やっぱり今日は自転車では無理だったわ、と確信。夏バテか?

 

地元の駅からたらたら歩いていたら、長女、長男の幼稚園、小学校時代で一緒だったイタリア人のママ友に偶然会って立ち話。来週アペリティーボに行くことになった。自転車だったら会えなかったはずだ。今日は地下鉄通勤で良かった。