本日7月20日にシッターをしているツインズ達が誕生日を迎えた。満1歳。
まあ、本人達はまだ何も分かっておらず、楽しみにしていたのはママさんのようだった。やはり出産、子育て...子供の誕生日は母親記念日でもある。よく言えば繊細、悪く言えば超神経質で不安でいっぱいのママさんは寛大なパパさんと、大雑把な私がいるからいいようなもんで、一人だったら、ノイローゼになっていたかもしれぬ。爆
本来の予定日は8月25日だったそうだが、計画出産で7月22日だったところ、破水、陣痛が始まり、救急病院へ入り帝王切開だったと言う。一週間後が私の誕生日。そして、その1週間後がママさんの誕生日。偶然とはいえ、何か特別なものを感じる家族だ。
そして、今日ついに弟の方がいきなり3歩歩き出した。嬉しくて、嬉しくてたまらないらしく、何度も同じ場所に戻っては腕を開いて待っている私の間を行ったり来たり。私の首に抱きついて、何度もべちょーっと顔にバッチョ(キス)された。そして、眠くて眠くてたまらなくても、行ったり来たりして、最後にカクンと眠りについた。
ところで、日本語の「ねんね」のことをイタリア語では"nanna"(ナンナ)または”ninna"(ニンナ)というが、お昼寝の時に私が「ねんねしよう!」と言ったり、"facciamo la nanna!"と言っているので、次男君は眠くなると最近では「ねんね」なのか”nanna”なのかはわからないが、そう言って抱きついてくるのだ。(それは私にだけ...ママさん、自分にはしてくれない、と落ち込み気味)
以前はハイアンドローチェアを倒して、また、午後のお昼寝はベビーベッドで寝かしていたが、最近はハイアンドローチェアでは狭すぎて眠らなくなり、ベビーベッドにしたが、いきなり寝てくれる時もあるが、抱っこして少し安心感を与えてでないとダメな時もある。それが、ボックスの中だと、一緒に添い寝するように横になると、すーっと寝てくれるから楽だ。
兄の方は、人を呼ぶ時に、「アーっ!」と叫ぶように発する。その他、「だっ」とか「ぱっ」という。「ごはんだよ。」という意味の”ora di pappa"というと、必ず「ぱっ」という。また、弟の方は、ママのこともパパのことも、そして私のことも「マンマー!」と呼ぶ。マンマーとママさんに言えば、ママさんは喜ぶが、明らかに私に対して呼んでいる時は、返事をするとママさんに対し申し訳ないかな?とついつい気を使ってしまう。笑
ママさんは、何をするにも、危険だからといって子供達の動く周りにクッションを置いたり、椅子に登れば危ないといって抱いて下してしまう。食べ方など手で食べさせたりする割に、子供の気まぐれにイライラしがちで、子供はそれを感じるからわざとそうすることもある。特に普段入らせないトイレやキッチンに関しては、まず入る前に、親の顔を見てニヤニヤ反応を楽しんでいる姿は第三者からすると、愛くるしいのだ。笑
私は経験者だから言えるのかもしれないが、子供の成長には多少の生傷はつきものだし、そこで学ぶこともあるということ。そして、目の前のものにはなんでも手を触れる。畳んだ洗濯物は投げ捨てられ、タンスを開けてはやはり衣類を全て外に出し、引き出しに入っていたり、ティッシュやトイレットペーパーは出し放題。お風呂だって、ぱちゃぱちゃ水飛沫をあげ、それこそ水族館のイルカショーの最前列に座っているかのごとく、下手したら、水漏れで下の階から文句が出ないか、ヒヤヒヤしてしまうことばかり。けれど、そういう時の子供の目は輝いているのだ。
いたずらは成長の時。子供の成長を喜びながら、少しずつ、そして根気強く、いいことと悪いことを教えていかなくてはいけない。
来週から3週間、夏休みに入るのだが、彼らにしばし会えなくなるのがちょっと寂しい...かな。でも休める時は休んでおこう。

