万緑の候 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

緑の美しい季節になった。
 
 
暑すぎもせず、寒くもない。ただポプラの綿毛が鬱陶しい。
 
サンシーロ地区には、ポプラ並木があったが、今年は切り倒され、またはすっかり、すっきり枝が切り落とされている状態だ。
 
しかし、どの地域に行っても、綿毛がふーわふわ。先日割と地域の東欧ショップに寄ったら、綿毛の吹雪のようで、マスクはしていたからいいものの、そうでなければ掃除機のように綿毛を吸い込んでしまいそうだった。目もサングラスなしでは歩けない。ベレー帽にマスクにサングラス。それでは怪しい月光仮面ではないか!(って古すぎ?!)
 
しかし、今日は雨。夕方には止んでいたが、来週に向けてどうも天気が怪しい。
 
 
しかし、この時期、あまりにもポプラの綿が鬱陶しいので、雨が降れば少しは落ち着くが、その間に綿毛が全て木から落ちてくれればいいが、逆にその後に、晴れてだだだーっと残りの綿が噴き出すように開き、飛ぶようではたまったものではない。
 
 街中で通りの関係上、三角州のように並ぶアパートの内側の中庭にさえ、空から舞い落ちてきた綿毛が、あちこちに固まっている。
 
そして、近所で蕾を持ち始めた菩提樹を見かけた。
 
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2年前は異常に香りがきつかった。菩提樹がイタリアのはちみつの”Tiglio"(ティーリオ)とは知らなかった。一般的にリンデンハニーと呼ばれているが、シナモンに似た芳醇な香りである。効能は「不眠症の改善」だというが、逆に香りがきつくて眠れなくなりそうだ。笑
 

それにしても、ミラノは桜や藤など色とりどりの花々が華やかに咲いていると思ったら、いきなり草々が育ち、木々の新緑がまぶしい「緑」の季節となった。いつの間にこんなに緑の量が増えたのだろう?とハッとしてしまう。

 

万緑の候。

 

新緑が瑞々しく大らかな感じ。その力強さがいよいよ初夏が来ていることを告げている。

 

万緑の中や吾子の歯生え初むる  by中村草田男

 

初夏の生命力が旺盛な草木の中で、わが子(作者の愛娘)の口の中を見ると歯が生え始めていたという光景だ。

 

シッター先の双子ちゃんも下の歯が2本くっきり生え、弟の方は上の歯茎から3本歯の頭が出始めてきたのだが、今日寝かしつけていたら、半分眠りかけていた弟に思い切り肘の内側を噛みつかれ、歯の後がくっきり、血が滲んで来た。ママさんはお兄ちゃんにいきなり頭突きされたのか、指が入ったのか?鼻血騒動....

 

いやいやいや...自然の生命力の中で、双子ちゃんたちもしっかりとした生命力を示している今日この頃。笑