オンライン 聖書の会 〜 自主隔離8日目 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

シスターマリアのオンライン「聖書の会」に初参加した。

 
このコロナ禍、いつからかオンラインでのクラスの継続となったが、帰国中時差やバイトで参加できず、実際シスターとは11ヶ月ぶりくらいの「聖書の会」となった。ちなみにシスターのクラスには通い始め、早18年が経つ。
 
59年前、1962年にシスターは愛知県瀬戸市にミッションスクール創設のため来日。必死に日本語を勉強されたと言う。15年間教育に携われたが、ミラノに引き戻され44年になるが、カトリック日本人会や聖書の指導で日本語を見事に維持、現在に至っておられる。
 
クラスでは、過去に「ルカの福音書」のみ読んだり、新約聖書における女性について言及する時期もあったが、ここ数年はクラス(現在は火曜日)の数日前の主日の福音内容及びパパ様のアンジェラス(お告げの祈り)に言及される。
 
ミラノはアンブロジアーノ典礼で、バチカンを始め世界の典礼はローマ典礼なので、たまに福音箇所が異なったり、四旬節や待降節の長さが微妙に異なるのでずれが生じる。
 
余談だが、ローマ典礼は、主日ミサにおける福音朗読配分は、A年にはマタイ、B年にはマルコ、C年にはルカの各福音書が主に朗読されるが、アンブロジアーノ典礼は、ABC年はあるものの、朗読箇所はローマ典礼とは微妙に異なり、また平日は2年制と非常に分かりづらい。
 
とは言え、先日の「主の洗礼」は同じ朗読箇所であった。ちなみにシスターのおられる修道会はミラノが本部があるため、ミサ典礼は世界と同じローマ典礼で行われている。
 
前置きが長くなったが、クラスに入ってみると、昨年より人数が増えていた。オンラインならではだろうか?日本からの参加者も数名。
 
画面にいつものシスターの笑顔があった。普段だと日本のミサで使用される「典礼のしおり」のコピーを頂くが、オンラインでは福音箇所を前もって目を通しておくよう言われていた。毎日福音が配信され目は通すものの、携帯電話にも聖書アプリが入っており、実際、聖書に触れていない事に気がついた。共同訳は2冊持っているが、旧約も載っている古い方を手にした。中は隙間にメモがびっちり書きこまれている。苦笑 どれもシスターマリアの解説であり、何年も聞いてきているので、言葉が甦る。
 
クリスマスが過ぎて、主が姿を現す「御公現」は、光の観点から見た救い。信仰をもって歓迎する光。それは愛によってもたらすと言える。
 
コロナ禍のパンデミックによって苦しんでいる時こそ、イザヤ預言者の言葉(イザヤ60:1-6)は、現実味を帯びて来る。
 
「闇は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる」(同60:2)。このような状況の中で、預言者は光を告げる。この光は、遠くの者も近くの者も、すべての人々を惹きつけ、皆この輝きに向かって歩み始める(同60:3)。胸いっぱいに新鮮な空気を吸うように、希望に心を開かせる情景だ。
 
シスターは常に仰る。この光に心を開き、生きましょう。「喜びと驚き」を持って祈りと神のみ業に心を開く。gioia e stupore... 
 
クラスのはじめにスムーズにグループに入れず手こずり、また途中で大家から電話が入ったり、とアクシデントがあったが、あっという間の1時間であった。
 
ミラノに戻り、改めて日常生活の変化を思い知らされる。
 

コロナ禍ではあっても、常に前向きに、でも頑張り過ぎない。と言うか頑張りようがないのだが、日々にの暮らしを少しでも安心・快適に過ごせるよう出来ることをする。それに尽きるのかな、と思う隔離8日目。