毎年、新年の初稽古としての「千本突き」に参加した。まだ自主隔離中ではあるが、ズームであっただけに参加可能であったのは、不幸中の幸いだ。
はじめに、師範からのお話で、師範の住むアパートの二人の管理人さんを例に「作業」と「仕事」について触れられた。イタリア語の通訳は日本滞在の長男がしたが、的確にまとめて話していたなあ。(相変わらず親バカちゃんちゃかりんですいません!)
ただやるべきことだけをする、ある意味内部的なプロセスのみが「作業」だ。最低限作業をすることは大切だが、そこにどう意味や価値をもたらすかが「仕事」。人が喜び、さらに自分も楽しければ、エネルギーの相乗効果となる。
そして、今年のイタリア本部でのモットーは「遊戯三昧」。ゆうぎーかと思ったら、「ゆげ三昧」と読むそうだ。嫌なことでも、やることそのものを楽しむ意味があるが、何よりも空手は修行。己の向上を目指し、一生歩み続けるものだからこそ「樂」しみながらしたほうが良い。
というわけで、今年の私の目標は「初心」に戻る。
具体的ではないが、何事にも、驕ることなく、また目的を見失わないように常に内省を怠らず進んでいきたいと思う。空手が好きでたまらないから、常に探究心と楽しむ心を持っていたい。
また、自分の帯色のだるまはこちら。
ぽんぽんで作ってみた。あまり可愛くはないのだが、チャームにして空手用のバッグにつけてみようと思う。
ところで、肝心な稽古は、基本10本の後に、前蹴り100本から始まり、正拳突きが1000本。基本の時点で結構息が切れてしまった。余談だが、日本の道場では掛け声がつまってしまったりすると、0からやり直しのところもあるようだが、そういうことはなく、ひたすら「突くチカラ3」「引くチカラ7」「3、7、3、7...腰拳、腰拳...」正拳を打った。800回あたりからやっと、詰まった汗腺から吹き出るような汗が流れ始めて来た。
あー早く道場で皆と一緒に稽古がしたい。
失われていた空手バカ主婦根性が蘇ってきた。爆