ミラノ コロナの現状 その4 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


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先月イタリアのコンテ首相は、「クリスマスを平穏な気持ちで迎えるために...」とレッドゾーンでロックダウンするため国民に理解を求めたが、どう考えても楽観的としか思えず、国民全員が規則を守り、クリスマスと新年に抱き合って祝えるのか疑問であった。
 
そして、オレンジ、イエローゾーンとなり、“Cashback di Natale”(クリスマスのキャッシュバック)と名付けられた買い物の際にクレジットカードやキャッシュカードを使用すると政府から10%が払い戻されるというキャッシュレス・キャンペーンが始まったが、あーあ、年明けはまたロックダウンだな、と思っていたら案の定、いや想像よりも早くその時期が来てしまった。
 
 

 
なかなか数字だけを見ても判断は出来ない。分母になる人口によってわりあいが異なるからだが、イタリアの場合は逆にアメリカやインドの人口だとしたら、とんでもないことになってしまう事だろう。
 
ところで、長男がロンドン・ヒースロー経由で帰国した。しかしイギリスは、変異型で感染者が急増しているということで20日からロックダウン。ギリギリセーフの帰国となった。
 
ちなみに、先週BAで帰国した人の話しによれば、到着し唾液を使った抗原検査で、30分で入国できたという事だった。
 
長男の乗ったBAは定刻より30分近く早く到着。しかし検査場が他の便と重なり、検査を終え到着ロビーに出てくるまで1時間半を要した。
 
その間に、年明けイタリアに戻る際、必要な検査について情報を聞いてきた。
 
在イタリア日本国大使館の情報によれば、出国の際イタリア入国の72時間以内にスワブ検体による、分子検査(PCR検査)又は抗原検査の陰性結果を提示しなければいけない。
 
年末年始のためどこででも検査が出来るわけではなく、空港でするしかないとは思っていたが、証明書を含む検査料はなんと38500円。国によっては健康証明書も必要で、更に13000円がかかる。もう目眩がしてしまった。しかも夜の便なのに、予約が必要だがなるべく午前中に空港入りを薦められた。あ“〜
 
欠航が続いた私のチケットは年内の変更ならば無料。年明けでも差額は1-2万くらいで済むと聞いていたのに、8万近くかかり、ここで検査代。いい加減にして欲しい!
 
ちなみにイタリアの新しいルールは、生活に必須でない店舗は24─27日、31─1月3日、同5─6日に閉鎖される。これらの日は仕事のほか、通院や緊急の場合のみ外出が許される。
 
無事にミラノに戻させて〜!